カピバラ露天風呂、あすから公開 長崎バイオパーク

いい湯だな、気持ちいいな-。長崎バイオパーク(西海市西彼町中山郷)の冬の風物詩、カピバラの露天風呂が5日からお目見えする。3日、飼育広場でリハーサルがあり、カピバラたちが気持ちよさそうに入浴を楽しんだ。

 気候が温暖な中南米に生息するカピバラが、冬になると池に入るのを嫌がり、皮膚が乾燥してしまうのを防ごうとスタッフが考案。冬季限定の企画として昨年から導入した。

 石造りの露天風呂に約35度のお湯が張られると、カピバラたちは次々と湯船の中に。全身をお湯になじませながら「キューキュー」と気持ちよさそうな声を出したり、湯船のそばの打たせ湯に、目を閉じてあたりながら至福の表情を浮かべていた。

 伊藤雅男副園長は「カピバラたちの幸せそうな顔を見て、今年もやってよかったと思う。ほのぼのとした様子を見て、心を温めて」とPRしている。

 露天風呂は、来年2月28日まで毎日、正午から午後3時ごろまで公開する。

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