熊野古道スタンプラリー 「完全踏破」第1号、兵庫・洲本の中田さんに証明書

11月11日8時6分配信 産経新聞

 和歌山県が熊野古道・中辺路ルートに整備したすべての押印所のスタンプを収集し、「完全踏破」の第1号となった兵庫県洲本市のNPO法人理事、中田太郎さん(59)に10日、仁坂吉伸知事から完全踏破証明書が手渡された。

 県は中辺路に押印所16カ所を新設し、既設分と合わせて36カ所のスタンプラリーを10月に整備。中田さんは同月、田辺市中辺路町栗栖川の民宿で発売されたばかりの新たな押印帳を購入し、6日間かけて踏破した。中辺路は9月に歩いたばかりで、11月には大辺路も踏破したという。

 中田さんは57歳で金融機関を退職後、山歩きやヨットなどに挑戦。スタンプラリーについて「目標があるとやる気が起きる。熊野古道は風景に変化があるので楽しめた」と話していた。

 ラリーは36カ所の完歩スタンプを集めて県地域づくり課に郵送すると、知事名による完全踏破証明書を発行し、県内の温泉旅館・ホテルのペア宿泊券を抽選で年間2人にプレゼントする。問い合わせは同課((電)073・441・2374)へ。

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