下駄供養祭:伊豆長岡温泉で開催 /静岡

11月12日12時1分配信 毎日新聞

 伊豆の国市の伊豆長岡温泉で11日、宿泊客が履き、使い古したげたに感謝する「下駄(げた)供養祭」が行われた。
 「二の字、二の字のげたの跡」と称されるげたの歯形にちなみ、1が四つ並ぶ毎年11月11日に開催。会場の湯らっくす公園には、40軒の旅館やホテルから集まった約1000足のげたが入った直径1・8メートルの大かがりが設置され、祭壇を前に僧侶が読経、旅館のおかみや芸妓(げいぎ)らが焼香した。
 市民や観光客ら約200人が見守る中、主催の同市観光協会の安田昌代会長、望月良和市長らが点火。勢いよく燃え上がり、長年の労苦に感謝すると共に商売繁盛を祈願した。62年から始まった独自の祭事で47回目。【安味伸一】

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