ウラン残土問題:れんが、「大瀬ぼうき」緑地帯へ--三朝町議会 /鳥取

11月14日15時1分配信 毎日新聞

 ◇モニュメント作製など
 ウラン残土で作ったれんがの町内での活用について協議してきた三朝町議会は13日、全員協議会を開き、県道鳥取鹿野倉吉線沿いの「大瀬ぼうき」の緑地帯で使うことを決めた。
 大瀬ぼうきは、三朝温泉への玄関口に当たる。詩人、野口雨情作詞の「三朝小唄」にも登場する名所ながら、これまで整備が遅れていた。
 県道と旧道に挟まれた緑地帯は長さ約100メートル、最大幅約10メートル。試作れんが2万個を使って観光客を歓迎するモニュメントを作る。ほかに周辺の整備にも使う予定。
 町側は、役場玄関付近▽キュリー広場の屋外ステージを合わせた3カ所での使用を提案したが、議員から「分散すると分かりづらい」「観光客にラドン温泉をアピールするためにも集中させるべき」などの意見が出され、大瀬ぼうきに決まった。
 モニュメントの具体的なデザインや工事の着工時期は未定。設置費用は、れんがを作った日本原子力研究開発機構が負担する。【武内彩】

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