11月18日16時2分配信 毎日新聞
紅葉観賞客などでにぎわう九重町鳴子川渓谷の「九重“夢″大吊橋」は17日、開業後750日で入場者数400万人を突破した。400万人目は今春、埼玉県寄居町役場を定年退職した奈良和正さん(60)、欣子さん(60)夫婦で、定年退職・還暦記念旅行中だった。
奈良さん夫婦は3泊4日のツアー旅行に参加し、別府から阿蘇に向かう途中。「日本一の大吊橋のニュースを見て、一度行ってみたいと思っていた。くじゅうや震動の滝などロケーションがよく、紅葉も見ごろ。400万人目には驚いたが、今年はめでたさが重なった」と大喜び。坂本和昭町長らはペア温泉無料宿泊券など記念品10種類を贈った。
入場者は開業(06年10月30日)当初の1年間で230万8107人を記録。フィーバーぶりはやや落ち着いたが、今年4月4日には300万人を超え、3連休中日の今月2日は1万5412人と1日当たり今年最高になった。過去最高は07年11月18日の1万8022人。【楢原義則】