米子空港:冬の利用客掘り起こし作戦 首都圏の電車に観光ポスターなど /鳥取

11月18日17時3分配信 毎日新聞

 ◇美容院に中京圏旅行誌・パンフ
 米子空港(境港市佐斐神町)の利用客が減少する冬季対策として米子空港ビル(社長、坂口清太郎・米子商工会議所会頭)と同空港利用促進懇話会(会長、同)があの手この手で利用客発掘の取り組みを進めている。
 同社は18日、京浜急行電鉄の電車内に米子市の観光地のPRポスターを張り出し、首都圏からの観光客誘致を目指す。8両編成の京急電車2本を使い、大山、皆生温泉、松葉ガニ、米子水鳥公園の四つの観光の目玉をPRする。期間は1カ月。
 京急羽田空港駅の開業10周年記念として羽田空港と結んでいる米子、岡山、帯広、宮崎など全国10空港と京急が共同展開する「飛行機で行こう 冬の10都市キャンペーン」の一環。初日は京急羽田空港駅でイベントがあり、鬼太郎グッズを乗客にプレゼントする。うたい文句は「全日空便で羽田からアッという間にカニの本場に到着します」。
 一方、利用促進懇話会は米子空港から全日空名古屋便で中京圏を訪れる観光客の増加を狙って米子、境港市の美容院171店に旅行誌などの配布を進めている。ゆったりとした時間を過ごせる美容院で主婦層に旅行プランを練ってもらう試み。
 名古屋便は例年1月の搭乗率が3割台に落ち込むのが悩み。「冬場に太平洋側で楽しむアイデアを伝えたい」という。
 JTBの「るるぶ名古屋09」▽初のキャッシュバックを盛り込んだ同懇話会発行の「家族・グループ旅行応援チラシ」▽東海3県の観光協会が出している観光パンフレットなどを配布している。【小松原弘人】

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