壁画を鳴子温泉街の名所に 21日から制作

11月19日11時34分配信 河北新報

 ネコをモチーフにしたこけしを描いている版画家、大野隆司さん(千葉県)が、宮城県大崎市のJR鳴子温泉駅近くの商店街で、21日から3日間かけて壁画を制作する。大野さんの作品はJR鳴子御殿湯駅の常設展示で人気を呼んでいて、温泉街の新たな顔として期待されている。

 壁画の制作は、鳴子温泉の街づくりグループ、でっぺクラブが企画。大野さんは、クラブ会員の金物店「リブマートオオサキ」の壁に、ネコやこけしを題材にした横6メートル、縦2メートルの絵を描く。

 大野さんは、鳴子温泉と鳴子こけしの大ファン。これまでもでっぺクラブと一緒に版画教室などを開いている。今回は「鳴子温泉の新しい名所を目指したい」と、壁画制作にボランティアで協力することになった。

 ペイントは21日午前9時半から開始。21、22の両日は夕方ごろまで制作にあたり、23日午後3時ごろ、完成セレモニーが行われる。でっぺクラブ会長の阿部真也さん(65)は「制作過程もたくさんの人に見てもらいたい」と話している。

 23日には、でっぺクラブが開いている無料休憩所「ほっとサロン」と好日館で、浴衣をリサイクルして織物を作る「さきおり」の体験会やコンサートなども開かれる。連絡先は阿部さん0229(83)2135。

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