12月9日16時0分配信 毎日新聞
2008年毎日農業記録賞(毎日新聞社主催、農林水産省、全国農業高校長協会など後援、全国農業協同組合中央会、東京農業大学など協賛)の表彰式が8日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社であり、一般部門で優秀賞に輝いた五島市の橋下繁子さん(61)と高校生部門優秀賞の県立島原農高2年、伊藤裕徳(ひろのり)さん(17)=島原市=に、賞状と盾などが贈られた。
橋下さんは「農業を通して伝えたい~島の魅力と私の思い」で受賞。「農協で地域活動を続けてきて良かった。表彰式はそのご褒美です」と喜んだ。学校での子どもに対する食育や農業体験がまだまだ普及が進んでいないと指摘し、「種まきから収穫まで、子どもたちに経験してもらい、農業の大切さを広く伝えたい」と決意を話した。
伊藤さんの受賞作は「県の特産品誕生までの軌跡」で、温泉水を利用して開発した「島原温泉マーマレード」が商品化するまでを描いた。将来は「地産地消の店を自営したい」と話した。【鈴木一生、立上修】
〔長崎版〕