12月12日17時21分配信 nikkei TRENDYnet
楽天トラベルは12月12日、旅行予約サイト「楽天トラベル」における年末年始国内/海外旅行の予約状況を発表した。2008年12月27日―2009年1月4日の予約流通額は、国内旅行が前シーズン比42.5%増、海外旅行が同53.1%増で過去最高を記録し、いずれも好調という。曜日の関係で大型連休になるため、旅行需要が比較的高いと同社は分析する。
国内の宿泊予約は、「北海道」が前シーズン比51.3%増、「伊豆/箱根エリア」が同44.8%増など、スキーや温泉地といった冬の定番エリアが伸びている。海外旅行は、円高の影響でアジア太平洋地域が軒並み大幅増加。特に、同社の現地法人がある韓国/中国/グアムでホテルの部屋を積極的に確保した結果、「韓国」が同172.4%増、「香港」が同155.0%増、「グアム」が同123.3%増となった。これらエリアの伸びは、欧米に比べ近距離で燃油サーチャージが安いうえ、急激な円高で割安になった影響もあるとみる。
国内旅行の予約内容を移動手段別にみると、同社の「ANA楽パック」(関連記事)が前シーズン比114.4%増、「高速バス」が同52.7%増、「レンタカー」が同228.5%増。ANA楽パックのなかでは、NHKの大河ドラマ「篤姫」で舞台の1つとなった「鹿児島」エリアが大幅に増えた。
楽天トラベルの利用者数は1億2000万人を超えたという。