住宅支援策:解雇者などに県営住宅30戸、月5000円で貸し出し /栃木

12月19日13時1分配信 毎日新聞

 県は18日、景気の急速な悪化で県内企業を解雇された人などを対象に、通常募集とは別に、県営住宅30戸を最長1年間、月額5000円で貸し出す住宅支援策を発表した。県庁で会見した大塚晴久住宅課長は「住宅は完全な状態ではないが、利用していただければと思う」と述べた。
 募集する住宅は、宇都宮市内の若草住宅(5戸)、富士見住宅(5戸)、宝木住宅(13戸)、佐野市内の石塚住宅(7戸)。
 2Kから3DKで、いずれも築40年以上で風呂なし。老朽化で現在募集していない住宅のうち、修繕が必要ない部屋を貸し出す。通常募集では、収入が最低レベルの人でも家賃は月額1万~1万3000円程度かかる。
 対象者は10月1日以降、県内の企業を解雇された、または解雇見込みにより、社宅などから退去、または退去を求められている人。受け付けは22~24日午前9時~午後5時の3日間で、応募者多数の場合は25日に抽選を行い、同日から入居できる。問い合わせは県住宅供給公社本社(電話028・622・0641)【葛西大博】

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