レジオネラ菌:山武・市営施設の温泉で検出 基準の7300倍、使用中止 /千葉

12月20日13時1分配信 毎日新聞

 山武市美杉野の市営施設「さんぶの森元気館」で、天然温泉の浴槽から国基準の7300倍にあたるレジオネラ菌が検出されていたことが分かった。15日から天然温泉の使用を中止している。これまでに健康被害の届けはないという。
 元気館は、市の健康づくり支援センターと老人福祉センターの複合施設として05年にオープン。温泉浴場やプール、サウナ、トレーニングルームなどを備えている。
 加瀬英男館長によると、年6回、天然温泉、人工温泉、水風呂の3カ所で水質を自主検査しており、11月17日の検査では問題はなかったという。今月3日の県山武保健所の定期検査でレジオネラ菌が検出された。
 現在、浴槽や配管、原泉水の貯蔵タンクなどの洗浄を徹底しているという。加瀬館長は「考えられない結果。利用者に不安を与え大変申し訳ありません。安全を確認後、なるべく早く再開したい」と話している。【吉村建二】

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