三重県と町補助で自前温泉 紀北のホテルで提供開始

12月24日11時58分配信 中日新聞

 熊野灘に臨む紀北町紀伊長島区の「ホテル季の座」が24日から、県と町の補助金6000万円を活用して掘った温泉の提供を始める。
 温泉は敷地内で掘削。塩分を含み、神経痛などに効くという。ゆう出量は1日58トン。大浴場や足湯などで利用できる。従来は区内の別の温泉の湯を運んでいた。
 「来年2月に隣の大紀町まで延伸する紀勢自動車の利用者や熊野古道の散策客を呼び込みたい」と日帰り客も取り込みつつ、年間平均3万人の利用から2割の上積みを目指す。
 日帰り入浴料は大人1050円、子ども400円、未就学児無料。今月24-30日のみ大人500円、子ども300円。来年1月25日には地元特産品の販売や振る舞いなどの「きほく温泉まつり」を開く。問い合わせは同ホテル=電05974(6)2111=へ。 
 (相馬敬)

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