12月24日17時1分配信 毎日新聞
◇楽しいXマスを 「良い名前付けてね」
子どもたちに気軽に美術館に来てもらおうと、佐川美術館(守山市水保町)が制作したマスコットキャラクター「さがわん3兄弟」の着ぐるみが完成、23日に同館であった子ども向けのイベント「さがわんとクリスマス」でお披露目された。
子犬がモチーフの3兄弟は、同美術館で作品を展示する芸術家らに絡め▽日本画家の平山郁夫氏にあこがれる、芸術家肌の兄▽彫刻家の佐藤忠良氏のブロンズ像のポーズをまねるのが得意な妹▽陶芸家、十五代樂吉左衞門氏のお茶わんが大好きな弟――で構成。各キャラの名前は、来春に公募する予定。
お披露目式では、多くの家族連れらが見守る中、3兄弟がさっそうと登場。兄は兄弟の似顔絵、妹はブロンズ像のポーズ、弟はお点前とそれぞれ特技を披露、拍手を浴びた。兄は、子どもから「何歳ですか」と質問され、「3歳」と愛らしい仕草で答えていた。
来場者はこのほか、3兄弟を題材にした砂絵作りやクリスマスコンサートなどを楽しんだ。また同日は、源氏物語千年紀in湖都大津の「おおつ光ルくん」やおごと温泉の「おごとん」など、県内のゆるキャラ6体も駆けつけ、イベントを盛り上げた。【南文枝】