「地域の顔」フリーペーパー 松山のよさ見直し 大学生が編集

12月26日8時2分配信 産経新聞

 松山大学(松山市)の学生が中心となり、地域の発展とまちづくりに取り組むNPO法人「松山大学学生地域創造研究所(ミューズ)」がフリーペーパーを編集し、松山城ロープウエー駅や同市役所など市内の観光拠点や公共施設で無料配布している。坂の上の雲ミュージアムの指定管理者でもある四電ビジネスが発行元となっている。

 フリーペーパーは、3万部を発行する「まちづくり!まつやま新聞」の第4号。松山城周辺の銭湯の様子を漫画で描いた「松山城下銭湯めぐり」をメーンに、松山市駅周辺のライトアップ、ジブリ作品の背景画制作に携わった男鹿和雄さんのインタビューなどを学生が取材し、記事を執筆した。中でも、松山大生の卒業論文を基に中年男性の印象を論じた「モテオヤジの心理学」は高い人気を集めている。

 同NPO事務局長で松山大4年の成松亜矢子さん(22)は「新聞は主に観光客向けだが、地元の人も手に取って松山の良さを見直すきっかけにしてもらいたい」と話す。フリーペーパーは、来年も3回の発行を予定。同NPOメンバーらは「今後も学生が地域の顔として活躍したい」と口をそろえており、第5号発行に向けたネタ探しもすでに進められている。

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