「信州そば切りの店」3店が初認定 県産粉のみを使用

1月9日12時12分配信 中日新聞

 信州そばのPRに取り組んでいる「信州そば産地表示推進協議会」(松本市浅間温泉)は、県内の3店舗を「信州そば切りの店」に認定し、8日、認定の看板を各店舗に届けた。信州そばを求めて県内を訪れる観光客に、認定看板が店選びの道しるべになればと期待している。
 同協議会は昨年6月、県内のそば店やそば生産者などで発足。県産のそば粉のみを使い、つなぎが3割以下の手打ちそばを「信州そば切り」と定めた。認定には県産のそば粉を5割以上使っていることが条件。県内のそば好きの3人が、認定を希望したそば店を訪れ、味や店の雰囲気を審査し認定店を決める仕組みだ。
 昨年11月から応募を受け付けたところ20件の応募があり、認定第1号になったのは松本市奈川のそば店「福伝」。店主の池田善寿さん(43)は「奈川のいいそば粉や水でつくるのが店の売り。認定に恥じないよう、品質を維持したい」と気を引き締めた。
 同協議会の事務局長山崎良弘さん(53)は「認定店を増やし、県内で100店舗以上になれば」と意気込んでいた。
 認定店はそのほか、同市奈川の旅館「仙洛」、池田町のそば店「かたせ」。
 (福岡範行)

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