家庭で介護に追われる人にリフレッシュしてもらう釜石市の家族介護者交流会が14日、市内のホテルであった。妻や夫などを介護している67~84歳の17人が参加し、互いの苦労を語り合い、風呂や食事で日ごろの疲れを癒やした。
要介護度2以上の人を家庭で介護している65歳以上を対象に、同市が今年度から始めた。保健師を交えて日ごろの介護の悩みを語り合った後、入浴で疲れを取り海鮮料理に舌鼓を打った。参加者中4人については希望により、留守の間、家庭にヘルパーを派遣した。
参加料は500円だが、経費には定額給付金で市民から寄せられた寄付の一部を充てた。野田武則市長も駆け付け、介護の労をねぎらった。参加者らは「とてもありがたい」と感謝していた。市は今年度あと2回を予定している。問い合わせは市役所高齢介護福祉課(電話0193・22・2111)。【鬼山親芳】