カキ:今年は平年並み上質 各地の漁協など、多彩なイベント目白押し /広島

1月23日17時2分配信 毎日新聞

 ◇特産カキ
 広島特産・カキのシーズンが本格化し、県内各地で漁協などが主催するイベントが始まっている。県水産課によると、今シーズンは平年並みの上質なカキが味わえるという。主なイベントは次の通り(時間はすべて午前)。【宇城昇】
 ◇バザール、マラソンなど
 <25日>おおたけカキ水産まつり=10時、大竹市晴海、晴海公園(実行委0827・57・7034)▽おおがきみなと市場=10時、江田島市大柿町、柿浦港内駐車場(大柿町漁協0823・57・2034)
 <2月1日>音戸かきまつり=9時、呉市音戸町、音戸漁協前(同漁協0823・52・2561)▽江田島市カキ祭り=9時半、同市江田島町、小用みなと広場(市商工観光課0823・40・2771)▽広島市かきチャリティバザール=10時、南区出汐、ボルボカーズ広島東前(広島市漁協082・251・5221)▽大野かきフェスティバル=10時半、廿日市市宮浜温泉、イベント広場(市観光協会大野支部0829・30・3533)
 <8日>田原かきまつり=9時、呉市音戸町、田原漁協前(同漁協0823・52・2900)
 <11日>呉水産まつり=10時、呉市中央、中央公園(呉漁協連絡協議会0823・25・3319)
 <14・15日>宮島かき祭り=10時、廿日市市宮島町、宮島桟橋前(宮島観光協会0829・44・2011)
 <15日>地御前かきチャリティバザール=9時、廿日市市地御前、地御前漁協前(同漁協0829・36・1214)▽宝島くらはしフェスティバル=10時、呉市倉橋町、桂浜ふれあいセンター(実行委0823・53・1113)
 <22日>早瀬かきまつり=8時半、呉市音戸町、早瀬小学校上の広場(早瀬漁協0823・56・0470)▽坂町漁協水産まつりチャリティバザール=9時、坂町平成ケ浜、同町漁協基地(同漁協082・885・0009)▽安浦かき祭り=9時、呉市安浦中央、実成新開(安浦漁協0823・84・2003)▽広島市水産祭り=10時、西区商工センター、市水産振興センター(市水産課082・504・2252)
 <3月1日>江田島市かきカキマラソン大会=9時半、同市沖美町、高祖埋立地(実行委0823・57・4333)

田舎体験ツーリズム:大学生らが新戦力--三朝・三徳地区 /鳥取

1月23日17時1分配信 毎日新聞

 三朝町三徳地区で3年前に始まった「田舎体験ツーリズム」に新たな戦力が加わった。鳥取大生らを地域に派遣するNPO法人「学生人材バンク」だ。これまではボランティアとして手伝ってきたが、今年からは労働の報酬として水田10アールの提供を受け、地区の一員として米を育てる。
 田舎体験ツーリズムは、年間を通じて水田を都会暮らしの家庭に貸し出している。田植えや稲刈りなどの作業は地元農家が手伝ってくれ、水の管理もしてくれる。
 バンク職員の藤田良子さん(23)は「地域に深く入り、継続的に付き合っていきたい」と張り切る。さっそく学生の意見で、これまで一口10アール13万3000円で玄米360キロ保証だった取り決めを、核家族や夫婦2人の世帯も申し込みやすくするため、1口1アール1万5000円で玄米30キロ保証に改めた。米の消費量に合わせて口数を設定できる。また、地元のお母さんが作る昼ご飯に三朝温泉・花屋旅館での入浴がつく一日体験(1500円)も始める予定だ。
 稲作体験の申し込みは能見国夫さん(0858・43・1536)へ。【武内彩】

「九州のアートプロジェクトに学ぶ」美術系NPOによる連続講座

1月23日15時23分配信 ヨコハマ経済新聞

 よこはまアートコミュ実行委員会は1月25日、九州のアートプロジェクト実践者を招き「アートの現場-見る、聞く、つくる-九州の現場から」を開催する。

 パネリストとして、大分県別府市で市民主導型の現代美術展「別府現代芸術フェスティバル2009『混浴温泉世界』」を手がけるアートNPO「BEPPU PROJECT」スタッフの林曉甫さん、福岡中心部でギャラリースペース運営などを行う「ミュージアム・シティ・プロジェクト」の宮本初音さん、北九州市内各地とインターネット上でアート展を仕掛ける「北九州国際ビエンナーレ」の事務局から高橋梢さんを招き、九州地域で先駆的なアート展が起こる背景を探り、地域性・多様性・必然性を見いだしていく。聞き手は、横浜・桜木町を拠点に活動する非営利アートグループ「ART LAB OVA」代表の蔭山ヅルさん。

 蔭山さんは「昨年の横浜トリエンナーレ2008が終了し、他の地域での事例に関心を持ち始めました。今年は4月に別府現代芸術フェスティバル2009、10月に北九州ビエンナーレ2009があり、アート界はにぎやかな年。離れた地域のアートプロジェクトのプロセスの話など、実践者の生の声を聞くことで、今後の横浜のアートを考えていくきっかけになるのではと思います」と話す。

 同講座「アートの現場-見る、聞く、つくる-」はアートのもたらす効果と矛盾について考える連続講座で、今回が4回目。2月11日には「関西の現場から」として大阪地区の実践者を、3月20日は「東北の現場から」としてキュレーターなどを招く予定。

 会場はZAIM別館1階なか区民活動センター研修室(横浜市中区日本大通34)。開催時間は13時~16時。参加費無料(事前申込制 ycmc.admin@gmail.com、TEL 070-5463-0441)。

すいとん:町おこし、旅館など37軒が特別メニュー--那須 /栃木

1月23日15時0分配信 毎日新聞

 那須町の町商工会と那須温泉旅館協同組合は、地元の名物料理「那須のすいとん」による町おこしを行っている。3月までの季節料理として、那須温泉地域の飲食店や旅館、ホテル計37軒が特別メニューとして提供し、観光客などに食べてもらう。
 米粉や小麦粉のすいとんのほか、そば粉を使ったそばすいとんもある。汁はけんちん、かも、豆乳から洋風のトマト、クリームシチュー味まで、和洋中華さまざまな味がそろう。
 単品で提供するところもあれば、定食に組み合わせるところもある。単品の価格は1杯200円から900円とバラエティーに富んでいる。野菜などの具は、地場産品を利用している。
 参加施設名や、すいとんの写真、所在地を記したガイドマップを道の駅・那須高原友愛の森や那須観光協会に備え、「那須自慢のすいとんを、ぜひご賞味あれ」と呼びかけている。問い合わせは、同商工会(電話0287・72・0231)へ。【柴田光二】

厳寒の池にオタマジャクシ 高山の「氷点下の森」

1月23日12時8分配信 中日新聞

 高山市朝日町の「氷点下の森」にある凍結した池で、オタマジャクシが生息しているのが見つかった。氷は厚さ3センチ。割れ目から泳ぐ姿が見られ、地元住民や観光客らに話題になっている。
 直径約3メートル、深さ約30センチの池に100匹ほどがいる。池は昨年、木や岩に水をかけて氷点下の森を作っている秋神温泉旅館経営の小林繁さん(71)が、氷柱を映そうと造った。
 小林さんによると、オタマジャクシは昨年6月ごろから現れ、12月になっても池の中にいた。今月上旬には池の中に飛びこむカエルを見たという。現在は氷の下でじっとしていることが多い。
 20、21日、名古屋市の東山動物園職員藤谷武史さん(37)が見学に訪れた。藤谷さんは、今泳いでいるのはヤマアカガエルのオタマジャクシで6月とは別種ではないかとみており「ヤマアカガエルは通常2、3月に卵を産む。寒さが厳しくなる前の12月に産むのは珍しい。気温や水温、日照時間など、条件が整ったのだろう」と分析している。  (並木智子)

秋山監督 県民栄誉賞&熊本Vパレード

1月23日10時41分配信 西日本スポーツ

 火の国熱望、日本一で県民栄誉賞&Vパレード! 福岡ソフトバンクの秋山幸二監督(46)が22日、地元・熊本県の八代市役所、熊本県庁、熊本市役所を表敬訪問した。同県の蒲島郁夫知事(61)は「常にトップを目指すのはスポーツの宿命」と新監督にエールを送り、日本一となった際の県からの表彰や凱旋(がいせん)イベントに前向きな考え。プロ野球界では初めてとなる同県民栄誉賞の可能性もありそうだ。

 地元を表敬行脚した新指揮官が力強く語った。八代市役所に続いて訪問した熊本県庁で、秋山監督は「強いことが一番。いかにスター選手がたくさん出てくるか」と九州のファン確保へチームにゲキ。その代表として「馬原、松中と投打の主軸にいます」と同郷熊本出身者を挙げた。その熱意は、対面した首長たちに確かに伝わっていた。

 「常にトップを目指すのはスポーツ選手の宿命でしょう」と声援を送ったのは蒲島知事だ。秋山監督に名物の馬刺し、黒川温泉の入湯手形セットを手渡した後、日本一となった際の表彰について「そういうのは私の権限にありますので、そういう時になれば」と前向きな考えを明かした。

 県の表彰の代表といえば県民栄誉賞。同県で受賞したスポーツ競技者は過去に柔道の山下泰裕、内柴正人、陸上の末続慎吾がおり、西武監督就任1年目でリーグ2位から日本一となった伊東勤氏(熊本市出身)は受賞していない。ただ秋山監督の場合、新人監督が前年最下位から日本一に輝けば球界初。前例のない記録の暁には、最大級の表彰も可能性は十分だ。

 また同知事は凱旋イベントについても「それが前提ではありませんが、そういうことがあることを見込んでいます」と期待感を示した。Vパレードの沿道に詰めかけた地元ファンの大歓声-。そんな夢のような光景も実現するかもしれない。

 訪問後の会見で、秋山監督は「熊本の期待をヒシヒシと感じている」と感無量の表情。夜の就任祝賀パーティーでは「素晴らしい友人たちと青春時代を過ごしたここが原点。今思うのは、ただただ強いホークスを復活させること」とあいさつした。ここでも蒲島知事から「秋山監督を見ると背中の後ろに『熊本』の文字が見えるような大宣伝部長となって頑張ってもらいたい」と、県の宣伝部長を務めるタレント・スザンヌ(22)ばりの? 大暴れを望まれた。

 きょう23日は故郷・氷川町で町民栄誉賞授賞式に臨む。川上哲治、古葉竹識、江藤慎一、伊東の各氏に続く熊本出身5人目のプロ野球監督。日ごと高まる期待を一身に受けながら、火の国までもつながるVロードを見据える。
 (森 淳)

本多 球界一セカンド 自主トレを公開

1月23日10時41分配信 西日本スポーツ

 球界を代表する二塁手に-。福岡ソフトバンクの本多雄一内野手(24)が22日、宮崎市生目の杜で行っている自主トレを公開。「2009年はナンバーワンのセカンドになる」と宣言した。日本球界に復帰するロッテの井口資仁内野手(34)ら実績のある二塁手は多いが、盗塁数、出塁率、打率とあらゆる面でレベルアップを図り、ライバルたちを圧倒する意気込みだ。

 誰にも文句は言わせない。正二塁手として3年目のシーズンを迎える本多が、猛烈なプレッシャーを自分自身に課した。「井口さんがよかったと言わせないようにしたい。本多でよかったと思わせるプレーをしたい」

 井口はホークス時代にベストナイン、ゴールデングラブ賞に3回、盗塁王にも2度輝いた。今オフのFAによる争奪戦に古巣のホークスは「空いているポジションではない」と獲得に動かず、本多の成長に未来を託した。

 その期待を本多も十分に自覚している。「(重圧を)力に変えられる自信はある」と宣言。昨季の盗塁王、西武の片岡にも挑戦状をたたきつけ「見習って勉強しないと。でも負けていない気持ちもある」と、今季は自己最多の40盗塁以上をノルマにした。

 思わぬ所で助言を得た。5日からの佐賀・嬉野温泉自主トレ中に、ジムで出会った男性から左臀部(でんぶ)の弱さを指摘された。大きく踏み込んだ際、ひざとつま先が正面を向く右に比べ、左はひざが内側に入っていた。「意識し始めたら左の尻が張ってきた。左足をける力がなんで弱いかわかった」。足を生かすため、初速アップに手応えを感じている。

 出塁率も昨季の・325から・350を目指す。昨秋から取り組むコンパクトな打撃も「宮崎に来てからいい打球が飛んでいる」と完成しつつある。「初球を振らせたいフォークやチェンジアップには手を出さず、真っすぐが来たらとらえられるフォーム」と打率3割への自信ものぞかせた。

  日本一セカンドの評価を得れば、ホークスの二塁手では04年の井口以来のベストナイン、ゴールデングラブ賞の2冠も夢ではない。タカの若き正二塁手が偉大な先輩を追い越し、一気に頂点に上り詰める。 (丹村智子)

有田みかんで和歌山の観光PR 長野

1月23日8時4分配信 産経新聞

 和歌山市観光課職員と市観光キャンペーンスタッフ「アゼリア」の2人が22日、産経新聞長野支局を訪れ、名産の有田みかんを手に、この日から始まった物産展や和歌山観光のPRを行った。

 昭和56年に和歌山市と長野市の観光協会が友好提携して以来、両市では互いに物産展を開いたり訪問団を派遣するなどして交流を深めてきた。ながの東急百貨店では22日から28日まで「和歌山味めぐり」が開催される。スタッフの山本愛子さんは、物産展のPRとともに「和歌山市は温泉の宝庫。海を見ながら入浴できる施設もありますよ」と観光地をアピールした。

改名し4月再開へ サンピアあいら 新名称は「アイル・アイラ」 温泉付きホテルに

1月23日7時7分配信 西日本新聞

 国の方針で閉館した姶良町の厚生年金福祉施設「サンピアあいら」が4月1日、新たな宿泊施設に生まれ変わる。土地と建物を買い取ったビル管理会社「ダイケングループ」(東京)が、名称を「アイル・アイラ」に変え、温泉付きホテルとして営業する。

 サンピアは社会保険庁が厚生年金を運用し、1984年に建設。財団法人・厚生年金事業振興団が管理・運営していた。しかし、全国の同様の施設について「赤字施設が多く、年金や保険料の無駄遣い」との批判が出たため、国が2005年、全国的に廃止を決定。サンピアも07年10月に閉館していた。

 施設は3階建てで、面積約3万3600平方メートル。宿泊室48室や天然温泉、結婚式場、屋外プールなどがあり、天然温泉の人気などから、02‐05年度に黒字を計上するなど経営は順調だった。閉館後、敷地内の土壌から法的基準を超える鉛やダイオキシンが検出されたこともあったが、除去され、08年10月の入札で同グループが3億円で落札した。

 同グループは、施設を引き継ぐが、結婚式場と屋外のスポーツ施設については「黒字の見通しが立たない」として当面営業を見送り、7月ごろまでに最終的な判断をする方針。初年度の営業目標はサンピア閉館時のレベルを想定。年間利用者30万人、売上高3億6000万円を見込んでいる。正社員10人程度とパート約40人を地元で雇用する。

 同グループは「県外からの観光客や地元の日帰り客を中心に、今後も黒字が見込める。温泉を生かし、姶良地域の観光の核となるホテルを目指したい」と話している。

別府八湯・名人への道:/28 天満温泉(天満町) /大分

1月23日17時5分配信 毎日新聞

 ◇にぎやかな人情の湯
 「お薬師さまが見守る賑(にぎ)やかな社交場」――。別府八湯温泉本のそんな紹介文にひかれて、天満温泉に出かけた。外の寒さですっかり体が冷えていた長女日向子(3)は、お湯を熱く感じたのか、最初は「おうちに帰る」とぐずっていたが、そばにいたおじさんが「こっちがぬるいよ」と笑顔で声をかけてくれると、ようやく落ち着いて肩まで湯につかった。
 1959年、地元の人たちが市営給湯の温泉を使って建設した。66年に敷地内を掘削したところ、100度前後の高温の湯が湯けむりと共に噴き出し、「旧市街地で唯一の湯けむりの温泉」と評判を呼んだ。06年2月に湯けむりは常時出なくなったが「それでも時折、噴き上げる時がある」と天満温泉組合会計担当の山内正治さん(73)は話す。
 天満温泉のもうひとつの魅力が、浴場のあちこちで飛び交うにぎやかな会話だ。山内さんは「古くから住む人が多いから和気あいあい。ほとんどが顔見知りで、ちょっと顔を見かけないと『体でも悪いんだろうか』と心配するほどです」と紹介してくれた。
 浴槽の横で体を洗っていると、壁の向こうの女湯がひときわにぎやかになった。あたりの雰囲気に慣れてきたのか、日向子がニコッと笑いかけてきた。
 「何かすごいなぁ。この温泉、人気なんやな」 【祝部幹雄】
………………………………………………………………………………………………………
 源泉温度約99度のナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。別府駅周辺の市街地には珍しい無色透明の透き通った湯だ。「美人の湯」と言われ、風呂から戻った日向子も「お肌がつるつる」と自慢していた。入浴料100円。営業時間は午前6~11時と午後2時~10時半。