3月15日12時17分配信 中日新聞
忍びの里・伊賀市の新たな観光スポットとして同市上野紺屋町に20日オープンする忍者体験施設「忍びの館」が14日、関係者に公開された。まちなかの元銭湯を改修し、手裏剣打ちや映像を使ったゲームなどで本格的な忍者体験ができる。
上野商工会議所青年部が、中心市街地活性化の呼び水にと3年間の期間限定事業として企画。4月1日から市内で始まる伊賀上野NINJAフェスタに間に合わせ開設する。
参加者は、手裏剣打ちや巻物を釣り上げるゲームなど5種類の“任務”に挑戦。目玉の大型スクリーンを使ったゲームは、映像と連動した剣を振り、画面の敵を倒していく。体験者からは「子どもだけでなく大人も楽しめる」と感想が漏れた。
番台や脱衣棚など元銭湯の懐かしい雰囲気はそのまま残した。青年部の中原光宣部長は「これまで観光は上野公園が中心だったが、この施設を拠点にまちなかを歩いてもらえれば」と期待する。入館料は大人700円、中学生以下500円。営業時間は土日祝日の午前10時から午後5時まで。
(平井良信)