瑞穂の古民家を彩る「つるし雛」

2月20日8時0分配信 産経新聞

 瑞穂町の築150年の古民家「耕心館」で19日、手作りのひな人形を天井からつるす「つるし雛(びな)」の展示が始まった。

 つるし雛は、静岡県東伊豆町の稲取温泉に伝わる風習。耕心館のボランティアの女性2人が、ひな祭りを華やかにしようと4年前から作り始めた。稲取温泉で講習を受け、着物の生地を使って作った手作りの作品。ボランティアも8人に増え、過去1年で650個が加わって今年は計約2000個を展示した。

 かわいらしいひな人形たちは3月3日まで、古民家を訪れた人を迎える。

<伊豆長岡温泉>地域経済活性の起爆剤に 総額1000万円の「定額給付券」を抽選でプレゼント

2月19日17時50分配信 毎日新聞

 「伊豆長岡温泉旅館協同組合」(静岡県伊豆の国市)は19日、組合加盟の旅館・ホテル33カ所の宿泊補助費として利用出来る1万円分の「定額給付券」を抽選で1000人にプレゼントすることを明らかにした。地域経済活性の起爆剤になることを狙う。

 給付券は1泊1万円以上の宿泊施設で、大人2人以上の利用で1枚使える。有効期間は7月末まで。希望者は郵便番号と住所、名前、年齢、職業、電話番号を記して郵送するかホームページから応募する。応募は22日から5月31日まで。問い合わせは同組合(055・948・1666)。【西村綾乃】

◇伊豆長岡温泉旅館協同組合公式サイト(http://www.izuspa.com/)

別府まつり協会:会長に浜田市長 梅野氏、筆頭副会長に就任--振興会 /大分

2月19日16時1分配信 毎日新聞

 会長人事などをめぐり混乱が続いていた別府まつり協会に代わる「別府まつり振興会」の設立総会が18日、別府市の市水道局会議室で開かれ、会則などを承認した。浜田博市長が会長に就任し、5人の副会長のうち梅野朋子・市観光協会会長を筆頭副会長とする人事も承認された。4月開催予定の「別府八湯温泉まつり」と「べっぷ鶴見岳一気登山」の実行委員長人事も承認した。

[FREESPOT] 北海道の道の駅 流氷街道網走など7か所にアクセスポイントを追加

2月19日11時34分配信 RBB TODAY

 フリースポット協議会は、北海道の道の駅 流氷街道網走など7か所に設置されたアクセスポイントをあらたに追加した。

 詳細は以下のとおり。

■北海道
●道の駅 流氷街道網走 2Fフードコート
 北海道網走市南3条東4-5-1

■宮城県
●越後屋旅館 ロビー付近
 宮城県大崎市鳴子温泉字川渡24-9

■福島県
●川俣ホテル
 福島県伊達郡川俣町字日和田9

■埼玉県
●香港料理 龍彩門
 埼玉県春日部市大沼2-61 栗原第二ビル1F

■東京都
●吉池ホテル
 東京都台東区上野3-19-7

■神奈川県
●BAR 1G
 神奈川県平塚市明石町6-2 エムズ湘南1F
●箱根湯本温泉 湯さか荘
 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋35

ミシュラン観光ガイドで富士山など“三つ星” 期待と緊張感 山梨

2月19日8時4分配信 産経新聞

 東京都内のレストランを星の数で格付けして話題となったフランスのミシュランが、来月出版する旅行案内書「ギドベール」(緑のガイド)日本版「グリーンガイド・ジャポン」で、富士山を含む国内17の観光地に“三つ星”をつけた。最上級の格付けを受けた富士山の山梨県側は経済効果をもくろみ「世界にインパクトを与えられる」と歓迎するが、喜んでもいられない。三つ星を維持する責任があり、当地に新たな緊張感が生まれている。(牧井正昭)

 ミシュランの三つ星評価に、富士山麓(さんろく)・富士吉田市の堀内茂市長は「下向きというか閉塞(へいそく)感が漂う(経済状況の)中で、地元の自信や元気につながる」とタイムリーな格付けを歓迎。観光面で新たな海外戦略を打ち出す構えだ。

 ミシュランの評価には権威を裏打ちする9つの基準として(1)第一印象(2)知名度・人気(3)旅行のしやすさと利便性(4)旅行者の受け入れ姿勢-などがある。

 昨年5月にミシュラン記者が現地の富士山麓を取材している。名物「吉田のうどん」店では「湯もりうどん」を食した。湯もりはだし汁でなく釜湯をかけただけ。理由を「富士山を信仰する人たちはおなかの中から白く清め、富士山に登る」と住民から聞き、歴史的グルメであることを納得したという。

 肝心なのは、富士山がどう評価されたのか。日本ミシュランタイヤ広報部によると、記者たちは国内約200カ所を歩き、「富士山が観光地として基準を満たしたことは確か。12人の専門家が最終評価してますが、ギドベールの発刊を楽しみに待ってほしい」と話すにとどまり、評価内容を明らかにはしない。だが、三つ星は「わざわざ訪れる価値がある場所」とし、「近くにいれば寄り道して訪れるべき場所」(二つ星)、「興味深い場所」(一つ星)との明確な違いを説明する。「わざわざ…」との評価は当地に経済効果を期待させるが、2、3年後には再取材もする。

 ミシュランの国内取材で全面協力した日本政府観光局(JNTO)は、「(ギドベールの)星は見逃せない観光地をひと目でみつけることができる目印」と位置づける。日本の文化や生活の知恵も紹介し、日本を旅するうえで役立つヒントが盛り込まれているという。

 富士五湖観光連盟(山梨県)の堀内光一郎会長は「だから富士山が三つ星を獲得したことは大いに価値がある。富士山の美しい自然や歴史、文化を多くの外国人旅行者が訪れて世界に紹介することで(富士山に新たな認識が生まれ)富士山の世界文化遺産登録の後押しになる」と話し、経済効果以外でもミシュランの影響力に期待する。

 三つ星に選ばれた国内17カ所には京都、奈良、伊勢・志摩などのほか、屋久島(鹿児島)、白川郷(岐阜)といった世界遺産が含まれている。

 一方、せっかくの三つ星も2、3年後の再取材で星数を落としては当地にとって逆効果といえる。山梨県観光部国際交流課は、国土交通省が提唱する訪日外国人旅行者を2010年に1000万人の大台に乗せるための方策として、三つ星の質を落とさぬ努力が必要との見解を示した。

 富士吉田市の富士山課担当者は「とにかく発刊を待って内容を分析してから対応したい。当地に不慣れなフランス人のかゆいところに手が届くようグリーンガイドをフォローするプラスアルファの情報をネットで提供したい。富士山情報もふんだんに盛り込みたい」という。

 JNTOによると、2008年の訪日外国人旅行者(835万人)のうちフランス人は14万8000人。昨年、富士山観光の玄関口、富士急行線河口湖駅前の観光案内所を訪ねた外国人は約2万人。このうちほとんどが中国、台湾、香港のアジア系だが、フランス人も約1割と多い。5月にはヨーロッパ生まれのスポーツイベント「オリンピアード」が富士河口湖町を中心に開かれる。

 「期待を裏切らないもてなしで歓迎することが今後につながっていく」。同町観光課が話すように、観光業者を対象にしたもてなしの質を高めるセミナーも早くも開催されている。オリンピアードでは、来日するフランス人などからギドベールの評価を再確認するためアンケート調査を行うという。積極的な海外戦略が功を奏するのか、見守りたい。

                   ◇

【用語解説】ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン

 3月16日にフランス語が翻訳出版、9月には英語版も出る。1月末に主な三つ星17カ所をJNTOを通じて発表した。案内書では観光地の歴史・文化のほか地図・案内図・見どころ、予算に合わせ選べるホテル、レストランや旅館などではスリッパの使い方や温泉の入り方なども紹介するようだ。

「ホテル100選」などW受賞 和歌山白浜町の白良荘グランドホテル

2月19日8時4分配信 産経新聞

 和歌山県白浜町の白良荘グランドホテル(竹越博支配人)が、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の料理部門100選に入選した。また「旅行業が選ぶ人気温泉旅館ホテル250選」でも「五つ星の宿」に認定された。竹越支配人は「価値ある賞を2つも受賞できたのは喜ばしいことで、スタッフの意欲向上にもつながる」と話している。

 「プロが選ぶ~」は旅行新聞新社(東京)が主催し、34回目。総合部門のほか、もてなしや料理、施設などの部門がある。同ホテルは、50種類の果実や種子、根菜などを酢やアルコールで熟成させた「壮健美エキス」をベースにしたオリジナル創作料理「美食壮健美」で高評価を得た。考案した大野勝利・総料理長は日本調理師連合会白浜支部長に就いている。

 「旅行業が選ぶ~」は観光経済新聞社(同)の主催で、旅行会社の社員など旅のプロたちが投票形式で選出。五つ星の認定を得るには250選に5回以上入選するなどの条件を満たすことが必要となる。平成20年度は有効投票数1万2721枚を集計した結果、全国の205軒が認定された。同ホテルは今回で5回目の入選を果たし、「五つ星の宿」となった。

志賀直哉ゆかりの桑の木、新芽を期待…兵庫・豊岡

2月19日1時7分配信 読売新聞

 雪の重みで枝が折れ、無残な姿となっていた兵庫県豊岡市城崎町にある志賀直哉ゆかりの桑の木が、県道上に倒れる恐れがあったため、地元住民が復活を願い、幹を根元から伐採した。

 2代目の木で樹勢は衰えておらず、春には切り株から新芽が出るという。城崎温泉の観光ガイドを務める四角澄朗さん(63)は「小説『城の崎にて』の舞台となった風景を残していきたい」と話している。

 木は温泉街を流れる大谿川(おおたにがわ)上流約2キロの県道沿いにあるが、1月の大雪で大きな枝が折れた。5年前の台風でも根元で枝分かれした幹の一本が倒れ、そばに放置されたままだった。根元には空洞になった部分もあった。

 枝が折れたことで、木全体のバランスが崩れて県道側に傾いた状態となり、倒れる危険もあったため、四角さんら住民3人が城崎温泉観光協会などの関係機関と対応を協議し、8日に伐採した。

 同観光協会によると、2代目のすぐ近くにもう1本の桑の木があり、「城の崎にて」で描写された桑や川のせせらぎがイメージできることから伐採を決断した。切り株から新芽が出ない場合は、3代目を植樹する。

 「城の崎にて」は1917年に発表された志賀直哉の代表作の一つ。城崎温泉の全国的な知名度アップに大きく貢献した小説で、温泉街周辺の豊かな自然が描写されている。城崎文芸館内にある同観光協会には「桑の木はどこにありますか」と、尋ねる観光客もいるという。

ウェルサンピア伊賀:地元団体が落札 事業継続を検討「市民の願いがかなう」 /三重

2月20日12時1分配信 毎日新聞

 国の年金改革の一環で売却される伊賀市西明寺の厚生年金福祉施設「ウェルサンピア伊賀」の一般競争入札が19日、東京都内であり、施設存続のため、商議所や市など10団体の代表によってつくられた「株式会社伊賀 設立発起人会」(代表・鹿野俊介ウェルサンピア伊賀顧問)が5億2200万円で落札した。今後は、現状での事業継続に向け同会で検討を進める。
 同会が発表した。入札は独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」が行い、複数の業者らが参加した。設定されていた最低売却価格は4億1500万円だった。
 同会は昨年12月、落札できた場合の受け皿組織を作るために発足、会社設立への資本金(1株5万円)出資や運営協賛金(1口2000円)の申し込みを広く一般市民らに呼びかけてきた。同会によると18日までに資本金6000万円、市民ら3318人から協賛金約830万円の申し込みがあった。
 発起人の1人で市自治会連合会の今高一三会長(78)はこの日、市内で記者会見し、「施設は市民にとって福祉、親睦(しんぼく)の拠点。市民の願いがかない、これほどうれしいことはない。自治会としての使命を遂行できた」と話した。
 施設は92年オープン。敷地は3万1300平方メートルで、宿泊棟(34室、鉄筋4階建て延べ約9800平方メートル)のほか温泉保養棟、スケートリンクなどがある。07年度は年間延べ約33万8000人が利用し、経常利益は約740万円の黒字だった。【伝田賢史】
 ◇利用者ら安堵の声
 「株式会社伊賀 設立発起人会」によるウェルサンピア伊賀の落札が決まった19日、利用者やサンピア職員からは安堵(あんど)の声が相次いだ。温泉に訪れた同市緑ケ丘東町の中尾大輔さん(90)、敏子さん(83)夫婦は「存続のめどが立ち良かった。いい湯で何回も来ているし、今後も利用し続けたい」と話した。同市内の女性(65)も「家の風呂とは全然違い、良い施設。大勢で利用して盛り立てていかないと」と笑顔だった。
 この日は、サンピア伊賀に落札結果に関する問い合わせが相次いだ。副支配人の油井順治さん(48)は、「皆さんのご支援で発起人会が落札でき、ありがたい気持ちでいっぱい」と感謝していた。【伝田賢史】
〔伊賀版〕

TBS最後の昼ドラ「大好き!五つ子」

2月20日11時39分配信 産経新聞

 TBS系ドラマ「大好き!五つ子」(月~金曜後1・0)が23日からスタートする。「愛の劇場」の名前で親しまれたこの枠は、民放昼帯ドラマの中で最長寿を誇っていたが、4月から大型の情報番組が始まるため、この作品が最後になり、40周年で幕を下ろすことになる。

 ラストを飾る「大好き-」は、夫婦(森尾由美、新井康弘)が五つ子たちに振り回されながらも家族のきずなを強めていく姿を描いた最長の人気シリーズ。今回は昨年夏放送から5年が経過した設定で、五つ子たちは24歳の社会人になっている。

 「愛の劇場」で13回の最多主演回数を誇る森尾は「10年前、せりふをまったく言えない5人の幼い子供たちを見たときの絶望感を思い出します(笑)。出演者、スタッフの結束力が特に強いチームでしたので、それらも含めてアットホームさが画面にも出ていたのではと思います。プライベートでも随分と生かされました」と話す。

 新井は「僕、家では“風呂、飯、寝る”のタイプで、妻から『良介(役名)はよくしゃべるのに』と攻められたりもしました。コミュニケーションは大切だということをドラマから改めて教わりました」と照れる。取材中もお互いを「パパ、ママ」と呼び合う、あうんの呼吸。「最後の作品に選ばれて光栄です」と理想の家族を描く自負をうかがわせた。

 放送は全5週。3月2日からは「五つ子-」に続く時間帯(後1・30)からひるドラ「おちゃべり」(星野真里主演)が始まる。毎日放送が34年にわたって制作してきた昼帯ドラマもこれが最後の作品となる。

夢の森:喜多方の保健福祉センター、営業再開ピンチ /福島

2月19日14時2分配信 毎日新聞

 ◇事故でポンプ交換も温泉量激減 揚湯管内部でサビ詰まりか、除去工事の見通しなく
 温泉をくみ上げるポンプの事故で、昨年11月から温泉施設を休止している喜多方市熱塩加納町の保健福祉センター「夢の森」で、営業再開が遅れている。ポンプを交換したものの、温泉量が激減したため。鉄製の揚湯管の内部にサビが詰まっているとみられるが、除去工事の見通しは立っていない。
 市によると、事故は昨年11月25日に発生。メンテナンスのため、地下約200メートル付近にあるポンプを引き上げようとしたが失敗し、地下300メートル付近まで落ちた。その後、ポンプ上部のパイプ内で約10メートルにわたり鉄サビなどの異物が詰まっているのが判明し、除去した上で、今年1月14日にようやくポンプを引き上げた。
 別のポンプに交換しくみ上げを再開したが、今度は湯量が極端に減少。通常は毎分80リットルくみ上げているが、現在は20リットル程度で、営業に必要な湯量の半分にも満たないという。
 同市は主泉源の地下1キロ付近で、揚湯管の内部に鉄サビが入り、詰まっていると推測。今後、サビの堆積(たいせき)場所を特定し、除去方法や費用などを検討していく。市熱塩加納総合支所は「できるだけ早く復旧したい」と話す。
 夢の森の温泉は、源泉名「大森温泉」で、同市の熱塩温泉と同じく、塩辛くて熱いお湯が特徴。92年に「ふるさと創生1億円」で地下1・5キロの井戸を掘り、94年8月にオープンした。源泉かけ流しの露天風呂が人気で、昨年度は約8万4000人が利用した。【太田穣】