余熱利用施設:愛称「みかもリフレッシュセンター」に--佐野 /栃木

2月14日12時2分配信 毎日新聞

 佐野市は、4月1日のオープンに向けて公募していた「みかもクリーンセンター余熱利用施設」(同市町谷町)の愛称を、同市米山南町、荒巻政行さん(59)提案の「みかもリフレッシュセンター」と決めた。
 市余熱利用施設建設室によると、応募は計553点あった。命名者として表彰された荒巻さんは、「『健康』などを使わず、若々しく、心と体をリフレッシュするイメージを考えた」と話した。
 同施設は「みかもクリーンセンター」のごみ焼却熱を利用して、温水プール(25メートル、5コース)や露天風呂、サウナのほかトレーニングルーム、大広間、レストランなども設ける。さらに野外施設として、フットサルを中心にした人工芝コート、芝生広場も整備される。【古賀三男】

秋神温泉:きょう氷祭り 「氷点下の森」舞台に--高山 /岐阜

2月14日11時1分配信 毎日新聞

 ◇旅館経営の小林さん制作
 高山市朝日町胡桃(くるみ)島の秋神温泉で旅館を営む小林繁さん(71)が、厳しい冷え込みを利用して近くの雑木林に制作した巨大な氷の芸術「氷点下の森」で14日、氷祭りが開かれる。
 標高1020メートルにある秋神温泉は県内有数の寒冷地。氷点下10度前後になる夜間の冷気を利用してシラカバ、カラマツなどが植わる斜面約4ヘクタールに谷川から引いた水を吹きつけて完成させた。高さ15メートルに育った巨大な氷柱や壁が昼はコバルトブルーに輝き、夜は七色にライトアップされている。
 氷祭りは午後6時ごろから午後9時ごろまで開かれる。マジックショー、冬花火、獅子舞、バザーなどのイベントのほか、会場にユニークな「雪の塗り壁」を制作した左官技能士の挟土秀平さんと小林さんとのトークショーがある。
 小林さんは「寒冷地の山の宿に人をひきつける魅力を」と、1971年から氷の森を作り始めた。1人でコツコツと森づくりに励む姿に感動した地元の人たちが、数年前から氷祭り実行委員会をつくって協力している。【奈良正臣】

がばいよか武雄へ移住を 20日から市が体験会

2月14日7時7分配信 西日本新聞

 佐賀県武雄市は、市内の過疎地域に定住者を誘致しようと、今月20日から来月にかけて「がばいよか武雄の温泉と里山」と銘打った移住体験会を開く。市外在住者を対象に、3泊4日からの短期コースと1カ月程度の長期コース。農業や陶芸、温泉などの田舎暮らしを体験してもらう。

 同市は昨年夏から移住体験を企画、短期に参加した北九州市の夫婦が昨秋に武雄市へ移住するなど成果を挙げている。

 今回は、短期が▽3月13日‐同18日▽同25日‐30日の2期間中、希望に応じて3泊4日から参加できる。内容は農業体験、陶芸、地産地消の食事、家造り、そば打ちなど。参加料は貸別荘利用の場合、3人で3万円から(別に体験料が必要)。定員は両期間とも4組12人程度。

 長期は20日‐3月19日で、市内の古民家風住宅か研修施設に滞在する。短期と同じ体験プランも利用できる。参加料は住宅賃貸料として月4万円など。定員は1組。

 問い合わせは、市市民協働課=0954(23)9122。

高岡選手と走ろう 4月、佐賀市富士町で健康マラソン 温泉入浴券、こいこく付き

2月14日7時7分配信 西日本新聞

 山あいの温泉地を駆ける佐賀市富士町の「第25回富士町健康マラソン大会」(実行委主催、西日本新聞社など後援)が4月12日、同市富士支所前を発着点に開かれる。参加者全員に古湯・熊の川温泉の入浴券、地元産米、こいこくのサービスがあり、毎年、福岡都市圏など県内外から市民ランナーが集う。今年はシドニー五輪1万メートル代表の高岡寿成選手=カネボウ=が参加する。

 老若男女が楽しめるように、一般男子10キロ▽一般女子(高校生以上)10キロ▽壮年男子(40歳以上)5キロ▽一般女子(高校生以上)5キロ▽中学生男子5キロ▽一般女子(高校生除く)3キロ▽70歳以上男女3キロ▽中学生女子3キロ▽ジョギング3キロ‐の9種目がある。午前10時から順次スタート。レース後には海外旅行が当たる抽選会を開く。

 参加料は一般、大学生が2000円、高校生1500円、中学生以下500円(市内在住の中学生以下は300円)。申し込みは3月13日必着だが、ジョギングは当日参加ができる。問い合わせは大会事務局=0952(58)2882。

天川村の課題:出直し村長選を前に/下 観光 /奈良

2月13日17時1分配信 毎日新聞

 ◇伝統を新しい資源に、「自然体が一番いい」
 天川村は吉野地域でも観光資源に恵まれた村だ。温泉と名水、川、鍾乳洞、古い寺社…。修験道の根本道場・山上ケ岳(1719メートル)から信仰の山・弥山(1895メートル)、近畿の最高峰・八剣山(八経ケ岳・1915メートル)へと続く「近畿の屋根」を大峯奥駈道が通る。
 伝統を新しい資源として見直す動きもある。同村洞川地区は山上ケ岳の登山口になっている。大峯山洞川温泉観光協会長の紀埜弘道さん(59)によると、行者の数は20年前、旅館を継いだ時の3分の1になっているという。80年に温泉源を掘り、今は一般客の方が多くなった。温泉がないと、観光客も集まらない。
 洞川地区の目指す方向を、紀埜さんは「バブル経済がはじけてから客が堅実、健康指向になった。ここには美しい自然、歴史、神秘がある。水は良い。来た人は癒やされたと言ってくれる。洞川ではイベントなどはせず自然体が一番いい」と言う。厳しい修行の地として、歴史がつくった財産だ。
 洞川地区の増谷(ましたに)公男さん(54)は10年ほど前、親が高齢になったため、旅館を廃業した。増谷さん自身は教師から転身、地元の職人の手作り品を売る店「ましこ」を始めた。地元の材料を使って自分で作ったジャムは昨年、第2回天川村おみやげ大賞のグランプリに輝いた。
 母親が客に出していた山菜のつくだ煮、地元の知人が捕ったイノシシとシカの肉、地元産のハチミツ、吉野本葛なども店に置いている。洞川地区の情報発信のため、他の店のパンフレットも備えている。増谷さんは「宿泊と朝食だけの宿に泊まり、星空と蛍を楽しむような観光地になれないか。行者は究極の自然派。若い人の感覚を生かせば、まだ資源はある」と話している。【栗栖健】

びわこ盆梅クルーズ 3月9日まで

2月13日16時19分配信 京都新聞

 大津市から長浜市までの琵琶湖をめぐる「びわこ盆梅クルーズ」を琵琶湖汽船が運航している。3月9日まで。
 午前10時に大津港発。大津プリンスホテル、おごと温泉港、琵琶湖大橋港を経て午後0時半に長浜港着。復路は午後2時に長浜港発、同4時半に大津港着。片道大人3千円(小学生以下1500円)、往復同5000円(同2500円)。3月9日までの土、日、月曜と祝日運航。予約が必要。琵琶湖汽船TEL077(524)5000。

<日光>地蔵群にろうそくのともしび

2月13日14時25分配信 毎日新聞

 溶岩でできた男体山の景勝地、日光市の「憾満(かんまん)ガ淵」とその周辺で、ろうそくの明かりで冬の日光の夜を演出する「日光キャンドルページェント2009」が始まった。

 会場には約3000個のろうそくがともされ、一列に並ぶ約70体の地蔵群などが浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれた。観光客らがその様子をカメラに収めていた。

 14日まで毎日午後5~9時点灯される。最終日は午後8時半まで。日光総合会館から会場までの無料送迎バスが運行される。問い合わせは日光温泉旅館協同組合(電話0288・54・3126)。【浅見茂晴】

J1へダッシュ・モンテディオ山形:サッカー 天童の旅館、宿泊料割り引き /山形

2月13日13時2分配信 毎日新聞

 天童市の温泉旅館11軒が加盟する「天童温泉協同組合」が、J1に昇格するモンテディオ山形のホームゲーム観戦客に宿泊料金を割り引くサービスを今年から始める。組合は「県外のサポーターに天童の魅力を知ってもらい、サッカーとともに天童市を盛り上げていきたい」と話している。
 試合のチケットを見せれば、試合前日か当日の宿泊代を15%割り引く。3月14日のホーム開幕戦の名古屋戦以降リーグ戦全17試合で実施する。1月初旬にモンテを運営する県スポーツ振興21世紀協会から協力を打診され、宿泊客減少に歯止めをかけたい組合と思惑が一致した。
 組合によると、昨年までのモンテやバレーボールの東北パイオニア、プロ野球楽天の2軍などの試合時に、宿泊料金を5~10%割り引く旅館もあったが、あまり効果はなかった。今回初めて温泉旅館が足並みをそろえることで効果を期待する。
 組合は「15%という数字は簡単に出せるものではない。それでもJ1ともなれば今まで以上に県外の人が訪れるはずなので、ぜひまちの活性化につなげたい」と期待している。

観光PR:行楽シーズン 熊本と岐阜の宣伝隊、毎日新聞福岡本部を訪問 /福岡

2月13日13時2分配信 毎日新聞

 熊本県荒尾市の観光宣伝隊、岐阜県の飛騨高山観光宣伝隊が12日、福岡本部を訪れた。
 ◇グリーンランド、イベント多彩--熊本・荒尾市
 荒尾市からは市の観光宣伝隊と初代ウルトラマンが春休みを前に観光のPRをした=写真。
 荒尾市には、国指定重要文化財の炭鉱遺跡・万田坑があり、ジャンボ梨(なし)なども有名。4月には、梨の花ウォークが開かれる。
 またアトラクション数日本一の遊園地・グリーンランドを中心に、天然温泉施設やウルトラマンのテーマパークなど複数の施設でつくる「グリーンランドリゾート」も3世代で楽しめる施設として人気という。
 グリーンランドの志田幸香さん(29)は「3月から、さまざまなイベントがリゾート施設で開催されます。荒尾市にぜひお越し下さい」。【山上順子】
 ◇「酒蔵めぐり」など紹介--岐阜・飛騨高山
 飛騨高山観光宣伝隊は、3月4日まで高山市で開かれている「酒蔵めぐり」や見どころを紹介した。
 気候と水、米を生かした独特の地酒が自慢で、市内7軒の酒蔵で新酒の試飲、記念杯がプレゼントされる。
 また、合掌造りの里として有名な飛騨では28日まで、純白の雪景色の中を明かりで照らす「飛騨の里冬のライトアップ」が行われている。
 飛騨高山キャンペーンレディの和田梓さん(27)は「四季を通してどの季節に来てもほっとするような場所です」と話していた。【中曽根香】
〔福岡都市圏版〕

おかみさん、珍客にびっくり 旅館玄関にカモシカ

2月13日12時17分配信 中日新聞

 菰野町の湯の山温泉にある旅館「翠明館」に12日朝、ニホンカモシカが現れた。おかみの坂口君子さん(67)によると、午前7時ごろに玄関の戸を開けると、目の前にいた。庭のアオキの葉を食べたり、うたた寝をしたりし、約2時間後に立ち去った。
 写真撮影した御在所ロープウエイ企画広報部の森豊部長によると、体長約1・1メートル、体高約70センチで雌雄は不明。角や目の白濁などから12-15歳と、かなり高齢のカモシカと推定している。
 約40年間、旅館を営んでいる坂口さんだが、間近でカモシカを見るのは初めてで「珍客にびっくり」。ニホンカモシカはウシ科で、今年のえとであることから「森さんに『縁起が良い』と言われましたが、早速お客さんから予約が入りました」と笑った。
 (土平研)