甘い湯ぅわく

バレンタインデーの14日、金沢市神宮寺のスーパー銭湯「和おんの湯」では、甘い香りを漂わせた“チョコ湯”が登場し、訪れた客たちが体全体で茶褐色の湯を味わった。

 様々な変わり種風呂を企画することで知られる同店では、バレンタインの季節にあわせたチョコの湯は6回目の実施。今年は、カカオエキスとカカオバターを配合した「ショコラの湯」を用意した。「一番の効能は、香りで癒やされるところ。美肌にも効く」(同店)といい、その甘い香りに誘われるように男性客が次々にチョコ湯につかり、滑らかな肌触りを楽しんでいた。

 父親と一緒に訪れた金沢市芳斉の三島久幸(ひさこ)ちゃん(5)は「好きなチョコの甘いにおいがする」とはにかんだ笑顔。妻からはチョコをもらえなかったという父の純正さん(42)も「代わりに飲んでいきます」と冗談交じりに話していた。

(2010年2月15日 読売新聞)

ホテル宿泊客の男性、浴槽で死亡 東京

14日午前11時15分ごろ、東京都西東京市谷戸町のホテルから「浴室で男性が死んでいる」と119番通報があった。警視庁田無署によると、客室の湯が張られた浴槽内で50~60代の男性が死亡していた。目立った外傷はないが、部屋は無施錠だった。同署が死因や身元を調べるとともに、事故と事件の両面で捜査している。

 同署の調べでは、男性は浴槽内でうつぶせの状態で見つかった。争った形跡はなく、財布が荒らされた様子もなかった。鍵は室内にあったという。

 同署によると、男性は同日午前0時過ぎにチェックインした。女性が一緒だったとみられ、同署が詳しく調べている。

「赤ちゃん大満足プラン」人気 霧島市隼人のホテル

霧島市のホテルが提供する、赤ちゃん連れ家族向けの宿泊プランが人気を呼んでいる。おむつや粉ミルクのほか、おもちゃや入浴グッズを用意。朝食も部屋で食べられる気配りに、口コミで評判が広がり、開始1年半ほどで利用者は延べ1000組を超えた。
 スパホテルYou湯(同市隼人町姫城)が2008年6月から提供している「赤ちゃん大満足プラン」。芝光男支配人(47)が「朝から晩まで育児にかかりっきりだと疲れもたまる。特にお母さんにゆっくりしてもらえるプランを」と企画した。
 少ない荷物で旅を楽しめるよう、主要5社のおむつ、ミルク約10種類、お尻ふきを用意。ベビー布団のほか、部屋と家族風呂にはおもちゃを置く。
 特に好評なのが、朝夕食とも客室で食べられる点。利用した姶良町の脇園りほさん(27)は、「赤ちゃん連れだとほかのお客さんに迷惑を掛けそうで気になる。朝食も部屋食のホテルはほとんどなく、気兼ねせず楽しめた」。
 プランは育児雑誌などで取り上げられ、長野県商工会連合会発行の宿泊業活性化成功事例集にも紹介された。
 芝支配人によると、掛け流しの温泉は弱アルカリ性の泉質で赤ちゃんにも優しい。今後は離乳食サービスにも取り組みたいという。
 大人1人1万3900円から、1日4組限定。5歳以下の子ども連れが対象で、親の食事を分ける場合も、子どもは施設利用料1050円が必要。同ホテル=0995(42)0550。

小佐々の殺人時効成立

旧小佐々町矢岳免(現・佐世保市小佐々町矢岳)で1995年、一人暮らしの田嶋ミサノさん(当時67歳)が殺害された事件は3日午前0時、公訴時効(15年)が成立した。

 県警によると、95年2月3日午後2時45分頃、自宅横のトイレ兼風呂の小屋の中で、顔面から血を流して死亡している田嶋さんを、水道メーターの点検に来た同町職員が発見。鈍器のようなもので、頭や顔を数か所殴られていた。県警は殺人事件として捜査本部を設置したが、凶器の発見など犯人特定につながる有力な情報が得られないまま、時効を迎えた。

 県警捜査1課の鰐口達也課長は「地域の皆様のご協力を得ながら長期間捜査してきたが、結果的に犯人逮捕に結びつかなかった。被害者や遺族の期待に応えられず、大変残念です」とコメントした。

(2010年2月4日 読売新聞)

潮丸が断髪式で号泣のち大胆宣言

昨年5月に引退した静岡市出身の元前頭潮丸(31=現東関親方)の引退大相撲が1月31日、東京・両国国技館で行われた。断髪式で15年間結い続けたまげを落とし、涙を流した東関親方は新弟子の獲得を本格的に開始することを明言。かつて同じ高砂一門の先輩としてけいこをつけ、横綱にまで上り詰めた朝青龍(29)との思い出を振り返り、当時の横綱のようなハングリー精神が旺盛な関取を育てたいと語った。

 こらえていた涙はもう、抑えきれなかった。260人がはさみを入れた断髪式の終盤。東関親方は何度もハンカチで目をぬぐった。最後に師匠で先代東関親方(元関脇高見山)の渡辺氏がまげを切り落とすと、体も震えた。「15年間この土俵の上に立ち、勝ち負けやケガもあり、心が折れることもありましたが…」。涙で言葉が続かず、何とか「先代親方に少しでも近づけるように頑張ってまいります」と言い切ると、国技館は大歓声と拍手に包まれた。

 断髪式後は「ちょっと泣きすぎたなぁ。全然しゃべれなかった」と苦笑いで振り返り「これで、新たな気持ちで親方として専念できる」とけじめがついた。これまでは引退相撲の準備で忙しかったが「バンバン動きます。新弟子1号は静岡から入れたい」と宣言。理想の力士像の1人に、まだ若かった朝青龍の姿を思い描いた。

 同じ高砂一門。かつては東関親方がけいこ相手を務めたこともあった。「横綱は昔、転がしても立ち上がって、泣いてぶつかってきた。普通の子とはそこから違いました。ハングリー精神がすごく強かった。次第に、けいこをつけられるようになっちゃいました」。

 ともに幕下上位の時代、相撲普及のために2人で沖縄に行ったことがあった。直後に朝青龍が関取となり、追うように東関親方も上がった。年齢も近くウマが合い、何度も食事をした。この日、最後の一番を同部屋の高見盛と取り終えると、支度部屋の風呂で一緒になり「まだいけるね。体がしぼんでないですね」と声をかけられた。断髪式では「お疲れさまでした」とねぎらわれた。

 今でこそ暴行騒動の渦中にある横綱だ。だが「年下だけど見て学ぶものがあった。あんなハングリー精神を持った子に育てたい。人として、大相撲をやったから大きくなったと言われる力を育てたい」と「強い横綱」になるまでの見習うべき点はしっかり見えている。最も若い部屋持ち親方は、騒動続きの角界でも、認めるべきもの学ぶべきものを確かめながら、第1歩を踏み出した。【今村健人】

海老蔵新居の風呂場は家の5分の1!!

歌舞伎俳優・市川海老蔵(32)とフリーキャスター・小林麻央(27)が29日、都内で記者会見を開き、正式に婚約を発表した。都内の海老蔵の実家近くに新居を構える2人だが、こだわりは風呂とキッチンで、風呂場は家の5分の1を占めるという。海老蔵は「(麻央から)キッチンとお風呂場はこだわりがあると言われた。お風呂場は僕もこだわりあったので、すごいことになってます」と告白。すかさず「2人で入るため?」と質問が飛んだが、海老蔵は「1人でも。僕が大きなお風呂が好きなんで、そうしたかった」と冷静に返した。キッチンは、使いやすいシンプルなものという。

お風呂でオシッコする男性が多いって本当?

昨年、あるテレビ番組で「お風呂でオシッコ」という話題が出た。
驚いたのは、司会者がひな壇に並ぶ男性タレントたちに「お風呂でオシッコしたことある人!」と尋ねると、男性の100%が手を挙げたこと!

失礼ながら周囲の男性たちに聞いてみても、やはり「お風呂でおしっこ」経験者はかなりの割合に上った。

いったいなぜ男性は、お風呂でオシッコをしてしまうのか。カラダの構造上、仕方のないことなのか。
『はい、泌尿器科です。』の著書で、医療法人社団 湘南太陽会 鳥居泌尿器科・内科の鳥居伸一郎院長に聞いた。

「裸になって急に寒くなることもあると思いますし、水の音が刺激になること、また、お風呂ではガマンすることを忘れてしまうというのもあると思います」

人は成長するにつれ、「オシッコは行けるときに行っておこう」「あとはガマンしよう」という感覚が社会的につくられていくもので、一般的には約500~700mlためることができるという。
一方、1回で出るオシッコの量は約150~200ml程度。となると、風呂に入った瞬間にガマンできなくなるということは考えにくいけれど……。
「たとえば、ユニットバスである場合など、トイレとお風呂が近い場所にある影響は考えられます。お風呂でオシッコしてしまう人も、銭湯でする人は少ないはず。自宅で『めんどうくさいから』というのが現実的には多いのではないでしょうか」

では、なぜ「めんどうくさい→風呂でやっちゃえ」という気持ちの緩みが生じるのか。
「授業の前や、運動する前など、準備として念のためトイレに行っておく人は多いでしょう。お風呂に入るときも、準備としてトイレに行けば良いのですが、これはめんどうくさいのだと思います。やっぱりどこかで『お風呂ならオシッコしても良い』という気持ちがあり、それがクセになっているのでは?」
ちなみに、「お風呂でオシッコ=汚い」と思う人は少なくないだろうが、「理屈としては、雨水以外の家庭排水として、台所もお風呂もし尿も同じように流しているので、問題はないはず」と鳥居院長。

しかも、「飲尿健康法」などもあるように、医学的に見ても尿は無菌であり、汚くはないのだという。
「それに、お風呂でオシッコする人も、たいてい浴槽の中でするわけではないですよね? プールや海でしてしまう感覚に近いのではないでしょうか」
とはいえ、もちろん「誰かのオシッコ入り」のプールや海に入るのは、気分が良いわけがない。お風呂も、家族のものといえど、やっぱり嫌だし、「流せば問題ない」と言われても抵抗がある人のほうが多いだろう。

それにしても、なぜ男性ばかりがお風呂でオシッコするのか。そんな疑問に対し、鳥居院長はひと言。
「女性がお風呂でオシッコしないって、ホント? 自分で言わないだけかもしれませんよ」
!! でも、男性は立ったまま用を足すのに対し、女性の場合はわざわざしゃがむ必要があるので、ハードルが1つあがるはず。そこで理性が働くのでは?
「今は座って用を足す男性も増えていますし、女性とかわりないかもしれませんよ」

想像以上に「お風呂でオシッコ族」は多いのかもしれません。
(田幸和歌子)

消防長表彰:流山「江戸川湯」の砂川さん、銭湯でおぼれた89歳救助 /千葉

◇即座に心臓マッサージ
 流山市は26日、銭湯の浴槽でおぼれた女性(89)を助けた同市江戸川台東の「江戸川湯」経営、砂川隆さん(67)に消防長表彰を贈ると発表した。看護師の次女から「救命措置は3~5分以内に始める必要がある」と聞いていたことが役立ったという。

 市消防本部によると、12日午後4時5分ごろ、女風呂の湯船に女性が沈んでいるのを入浴客が発見。知らせを受けた砂川さんらが引き上げたところ、既に心肺停止状態だった。砂川さんは次女の言葉を思い出し即座に心臓マッサージを開始。2分ほど続けると呼吸が回復した。救急隊が到着した時には心臓も動き始めていたという。

 もし何もせずに救急車の到着を待っていたら、救命率が急落するとされる心肺停止後5分を過ぎてしまった可能性が高い。消防の担当者は「砂川さんの正しい知識と行動が命を救うことにつながった」と称賛。28日に表彰状を贈呈する。砂川さんは「心臓マッサージは初めて。やれることをやって蘇生できて本当に良かった」と話している。【西浦久雄】

妻とタッグ ホテルマンに 現役プロレスラー大森さん

金沢の由屋るる犀々 
『客喜ぶこと 同じ』
 現役プロレスラー大森隆男さん(40)が二十五日、金沢市清川町の日本旅館「由屋(ゆうや)るる犀々(さいさい)」で、ホテルマンとしての第一歩を踏み出した。女将(おかみ)で妻の藤橋真由美さん(37)と“タッグ”を組み、旅館経営の世界に挑む。

 大森さんは全日本プロレスなどで活躍し、AWA世界ヘビー級王者など数々のタイトルを獲得。得意技のアックスボンバーを武器に人気を集めた。東京出身だが、金沢市出身の藤橋さんと結婚。二年前に藤橋さんが故郷で旅館経営を始めた後は離れて住んでいた。

 異例の転身を決意したのは昨年末。四十歳という年齢もあり、藤橋さん、長男の由士君(5つ)と一緒に暮らす道を選択。「プロレスでやり残したこともあるが、妻の姿を見て、旅館の仕事に魅力を感じていた」と大森さん。藤橋さんは「やっぱり近くにいるのは心強い」と話す。

 旅館で大森さんは、平社員としてスタート。最初はフロントやウエーター、風呂掃除といったあらゆる仕事をたたき込まれる。「客に喜ばれることを大事にする意味で、レスラーとホテルマンは同じ」とサービス精神を語り、「プロの力を付けたい」と意気込む。

 それでもリングには上がり続けるつもりだ。犀川沿いを走り、筋トレを続ける。いつかは金沢で興行を開き、プロレスで地域を盛り上げたいとも願っている。 (大島康介)

入浴剤手作り いい香り 県国際健康プラザ 重曹や小麦粉こねる

運動で汗を流した後の入浴にも注目してもらおうと、県国際健康プラザ(とやま健康パーク)が二十三日、同プラザで手作りの入浴剤を作るイベントを開いた。

 毎月一回開かれている公開実験の一つで、運動後は体を休める必要があることにも注目してもらおうと企画した。入浴剤は重曹にクエン酸、小麦粉を袋に入れて振り、水を混ぜてこね、アロマオイルを加えて形を整える。参加者は職員のアドバイスを受けながら熱心に作っていた。

 同プラザを毎日利用している富山市大町の無職男性(67)は「家の風呂で妻や孫に入ってもらう」とうれしそうに話した。

 イベントは二十四日も開かれる。

 (永井響太)