逃すな、給付金特需 群馬県内各地でプレミアム商品券

3月7日8時5分配信 産経新聞

 支給に向けた準備作業が進む定額給付金について、10~20%の割増額を加えた「プレミアム商品券」の発行を計画、支援する自治体が県内でも増えている。温泉観光地で、宿泊客に対する「キャッシュバックサービス」を企画する観光協会もあり、各自治体などは、地元の活性化につなげようと、地域の特色にあわせた取り組みに躍起になっている。(高梨美穂子、楠城泰介)

 みなかみ町観光まちづくり協会は、定額給付金を、宿泊客が落ち込む3、4月の“カンフル剤”にしようと、宿泊客に現金を戻す「キャッシュバックサービス」の受付を5日から始めた。水上温泉など同協会加盟の99宿泊施設のうち、約70施設が参加し、一泊8000円以上の場合は2000円、8000円未満は1000円の現金を宿泊客に戻すという。15日から4月末までの期間で、1万5000人を予定しているが、すでに、約500人分の予約があったという。

 一方、県市町村課によると、今月1日時点で、プレミアム商品券の発行を予定している自治体や商工会は、大泉町、みどり市、みなかみ町など6。他にも4自治体などが「実施を検討中」と回答しているという。

 町内の指定小売り店などで使える割増額10%の「大泉町限定プレミアム付き消費券」の発行を決めた大泉町商工会は、4月26日の発売を予定。使用期間は6月30日までで、「消費意欲の増すゴールデンウイーク前が適当と発行時期を決めた」(同商工会)という。

 同消費券の発行には、同町も協力。同商工会への補助金500万円を盛り込んだ平成20年度補正予算案を、今月の町議会定例会で可決しており、長谷川洋町長は「消費喚起をしていく意味で町が参加することとした」と町内の経済活性化に期待をかける。

 また、みどり市内の3商工会(笠懸町商工会、大間々町商工会、東町商工会)は4月20日から、割増額が20%のプレミアム商品券を発行予定。みなかみ町商工会は5月28日から、商工会加盟飲食店などで利用できる20%割増額のプレミアム商品券を発行。太田市も、10%または20%のプレミアム付き「太田市金券」の発行を検討している。

 県商工会連合会は「合併した地域は旧市の外縁部にあたり、不況の影響がより大きく出ている。定額給付金をよい機会として“消費の大きな起爆剤”を作りたいとの動きが広がってきている」と話している。

宮崎のホテル 夜神楽に酔う たまゆら温泉まつり開幕

3月7日7時7分配信 西日本新聞

 宮崎の夜神楽を楽しんで‐。「第9回宮崎たまゆら温泉かぐらまつり」が6日、宮崎市の大淀川沿いのホテルを会場に始まった。28日までの期間中、毎週金曜日と土曜日の夜に伝統の神楽が奉納される。

 同市大淀河畔温泉協同組合の主催で、“神話の里宮崎”と温泉を合体、観光振興につなげようと2001年から開始された。同組合加盟の4ホテルが毎週末に順番で神楽宿(神楽を舞う舞台)を特設。高千穂神楽、椎葉神楽(いずれも国の重要無形民俗文化財)などが奉納される。

 神楽の季節が終わった後の催しとあって、毎回訪れるファンもいるという。6、7日は宮崎観光ホテルであり、宿泊客など県内外からの観光客でにぎわっている。

 神楽奉納は午後8時‐同9時半で、拝観料は無料。ふるまい料理(有料)もある。期間中、神楽をテーマにした灯籠(とうろう)人形も各ホテルに飾られる。

 同組合=0985(61)9605。

須坂市が温泉施設運営の第三セクターを解散へ、施設は民間運営に

須坂市で温泉施設「湯っ蔵んど」を運営している第三セクターについて、須坂市は債務超過などを理由に解散し温泉施設は来月から民間が運営することになりました。

解散するのは、須坂市の第三セクター「須坂健康福祉ランド」で、97年から温泉施設「湯っ蔵んど」を運営してきました。

現在は休止しているものの愛知万博で人気だった「死海の水」が体験できる事でも話題になりました。

しかし経営的には、2004年度から債務超過に陥るなどしたため75%を出資する須坂市が今月いっぱいで第三セクターの解散を決めました。

温泉施設は来月から民間が運営するということです。

須坂市では、負債額はこれから明らかにするとしていますが、市の運営責任が問われそうです。

[5日22時25分更新]

SBC

江戸時代に描かれた温泉の案内絵巻「七湯の枝折」を紹介/箱根

3月5日21時0分配信 カナロコ

 江戸時代に描かれた箱根温泉の案内絵巻「七湯の枝折(しおり)」を紹介する企画展が、箱根町立郷土資料館(同町湯本)で開かれている。全十巻にまとめられた町内七つの温泉場の特徴を知ることができる。四月五日まで。

 七湯の枝折は、江戸幕府の役人が一八一一年、病気療養や物見遊山の案内のために描いた絵巻(縦約二十五センチ、横六~八メートル)。町内の湯宿などに複写品三十三種が現存するとされ、当時の温泉客は枝折を参考に温泉めぐりを楽しんでいた。このうち、湯本の福住旅館が昨年十一月、同資料館に寄託した枝折を展示している。

 目次の第一巻に続き、二~八巻で湯本、塔ノ沢、堂ケ島、宮ノ下、底倉(そこくら)、木賀(きが)、芦之湯の温泉場の絵図や歴史、効能などを詳しく紹介。九、十巻では箱根の名所旧跡や動植物を案内している。

 資料館スタッフは「江戸時代の箱根温泉の雰囲気を感じとれる貴重な資料です」と話している。

 午前九時~午後四時半。入場料は高校生以上二百円。問い合わせは、同資料館電話0460(85)7601。

金沢・湯涌温泉の旅館で企画展「素敵なメッセージカードに出会う旅」

3月5日17時33分配信 金沢経済新聞

 金沢の奥座敷として知られる湯涌温泉の旅館「あたらしや」(金沢市湯涌荒屋町、TEL 076-235-1011)で現在、企画展「素敵なメッセージカードに出会う旅」が開催されている。

 同展では、ブランドデザインや広告から産業デザインまで幅広い分野でのデザインを手がける「good morning」(東京都渋谷区)が製作したStanding Message Card「ポストアニマル」を展示・販売。「Life with design(デザインのある生活)」をコンセプトにした同カードは、動物のペーパーキットをベースにした組立て式で胴体のピースにメッセージを書き付属の封筒に入れて送る。デザインは、アヒル、ブタ、シマウマ、ヒツジ、カバ、ペンギン、キリン、シカの全8種(各462円)で、愛嬌(あいきょう)あるデザインで子どもから大人まで楽しめる。

 伝統的な和風旅館の廊下を利用した同館のギャラリーは、柔らかい日差しが差し込み心地よい空間を作りだし、デザイン性の高い作品を演出。湯上りにフラリと立ち寄る温泉客にも人気を集めている。

 同館では、落語会や絵本展・陶器展など世代を問わず楽しめるイベントを随時開催しており、「五感で湯涌を感じでほしい」(同旅館)と積極的な情報を発信している。昨年の浅野川流域での水害からの復興と地域の活性への活動にも参加し、温泉地が一丸となり、かつて加賀藩の歴代藩主の湯治場として栄えた活気を取り戻そうと取り組んでいる。

 営業時間は8時~20時。入場無料

BTL:那賀町と四電エンジニアリング、事業実施へ 実用化向け実証プラント /徳島

3月5日17時2分配信 毎日新聞

 ◇CO2削減に期待 設置は国内初
 那賀町と四国電力の関連会社、四電エンジニアリング(高松市)は4日、間伐材などを活用したバイオ液体燃料(BTL)を生産する実用化実証プラントの整備・試運転やBTLの各種燃料適性テストに取り組むと発表した。実用化に向けた実証プラント設置は国内初という。同町は、事業を基に二酸化炭素(CO2)排出量の大幅削減や、BTL製造で生じる電力・熱の供給などを実現するプロジェクトを行う方針。【深尾昭寛】
 同町は、森林資源から石油代替エネルギーやプラスチック原料物質などを抽出し、温暖化対策や林業再生などを図る「バイオマスタウン構想」を掲げる。その一環として、同社が経済産業省の「低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業」に応募し、採択された。対象期間は09年度1年間で、同省から委託事業費1億3000万円が支出される。
 実証プラントは、マイクロ・エナジー社(神奈川県厚木市)が開発する。同町小仁宇の「わじき工業団地」に設置され、間伐材などの生物資源(バイオマス)を基に、連続30日間運転でBTL1万5000リットルを生産。町営温泉のボイラー燃料やディーゼル公用車、林業機械などに使い、代替燃料としての適性を調べる。
 同町は同事業を基に10~13年度、プラントを増設し、BTLの本格的な商用生産を行う一方で、廃熱を利用したオリゴ糖・家畜飼料・竹精油の生産などに取り組む。更に15年度までにゴミ焼却場のBTL工場化を行う方針。最終的にはCO2排出量を年1万8000トン削減し、町全体の軽油消費量36%にあたるBTLを生産する。間伐材の供給などで100人近くの雇用創出効果も見込まれるという。
 4日、県庁で会見した坂口博文町長は「プラントを中核として町の活性化を図りたい」。同社の藤岡正直社長も「地球温暖化の一助になるだけでなく、那賀町に限らず全国各地の林業地域の再生にも大いに貢献できる」と意気込んだ。

神山温泉・ホテル四季の里:「100万いいふろよ」 節目の入浴者に記念品 /徳島

3月5日17時2分配信 毎日新聞

 「神山温泉 ホテル四季の里」(神山町神領)は4日、03年のリニューアルオープン以来の入浴者数が「100万いいふろよ」の語呂合わせに当たる101万1264人に到達したとして節目の入浴者に記念品を贈った。同温泉によると、前身の「神山温泉保養センター」が開業した72年5月からの入浴者数も5日中にも通算350万人に達するという。
 贈呈されたのは家族3人で訪れた松茂町笹木野、主婦、豊成初さん(61)。後藤正和町長から花束と記念品が手渡された。「テレビで10万人目、100万人目の人に記念品が贈られているのをよく見ているけど、まさか私が当たるとは……」と驚きを隠せない様子。「娘が休みの日に、一緒によく来ています。これからも訪れたいですね」とほほ笑んだ。
 同温泉は開業以降、入浴者数が年間3万人前後だったが、93年に宿泊施設を設けてから15万人前後に急伸。03年のリニューアルオープン以後はさらに増えている。07年12月、隣接する佐那河内村と結ぶ新府能トンネルが開通した効果も大きく、今年度は19万人を超える見込みという。【深尾昭寛】

4温泉成分+地酒+金時草=洗顔せっけん…石川

3月5日16時33分配信 読売新聞

 石川県の温泉地の知名度アップのため、県中小企業団体中央会は、輪島、和倉、片山津、山代の各温泉の成分を含んだ4種類の植物性洗顔せっけんを、地元化粧品メーカーと協力して開発した。

 4種類とも、地酒と加賀野菜の金時草の成分も含まれている。酒は肌をしっとりさせ、金時草の粘り成分は洗浄後の肌に潤いを与えるといい、「石川のPRだけでなく、健康志向にも合った品」(同会)なのだとか。

 名前は、「泡」と「柔」を組み合わせて「あわわやわわ」と付けた。1個1575円で、各温泉の売店で販売されている。

池田町:ブルーベリーを特産に /岐阜

3月5日12時1分配信 毎日新聞

 池田町は、ブルーベリーを町の特産品とする方針を決め、新年度予算案に適地調査事業費49万5000円を計上した。
 町内の池田温泉近くで11年度に開業予定の道の駅での販売などを目指す。観賞用や実、ジャム、ワインなどの加工品も売り出したいという。オーナー制観光農園も検討している。
 09年度は町内3カ所の計約100平方メートルで試験栽培し、ブルーベリーの種類を選ぶ。【子林光和】

定額給付金:温泉へ…梅ケ島温泉観光組合が企画、通常料金の3~5割引き /静岡

3月5日11時0分配信 毎日新聞

 ◇売り上げの1割「派遣切り」支援に
 静岡市葵区北部の梅ケ島温泉観光組合が、定額給付金相当のお金を使ってもらおうと、2人で1泊2食付き、1万2000円の「定額給付金プラン」を企画した。通常料金の3~5割引きにあたり、4月1~20日に200~250室を用意する。予約期間は3月11~20日。
 同組合には13軒の旅館や民宿が加盟しており、うち12軒が期間中に各日1~2室を用意する。予約は先着順で受け付け、1部屋に何人で泊まっても1人6000円、子供も同じ料金になる。売り上げの1割は「派遣切り」にあった人を支援する団体に寄付する予定で、寄付先を探している。
 手塚泰宣組合長は「まだ給付金の支給時期は決まっていないが、一足先に消費してもらい、地域の景気回復につなげたい」と話している。予約申し込みなどは午前8時~午後6時、梅ケ島温泉観光案内所(054・269・2457)。【望月和美】