連休最終日・浅間国際スケートセンターにぎわう

3連休最終日のきょう、各地でウインタースポーツを楽しむ親子連れなどでにぎわっています。

松本市の美鈴湖畔にある標高1000メートルの浅間温泉国際スケートセンターでは、スケート教室の生徒や家族連れなど、大勢の人たちが朝からスケートを楽しんでいます。

松本は氷点下の冷え込みでリンクは朝のうち細かい雪が舞っていましたが、子供たちは風を切って元気にリンクを滑っていました。

浅間温泉国際スケートセンターでは毎年1月からリンク閉鎖まで料金を無料にしてから、入場者は年々増えていて、今日も地元の中信地方のほか、上田市からも家族連れが訪れ、スケートを楽しんでいました。

今週から松本市内の小学校のスケート教室が本格化するということで、スケートセンターは来月上旬まで連日元気な小学生たちでにぎわいます。

[12日12時25分更新]

SBC

日帰り現地ツアー広がる 東北 規制緩和で地元組参入

1月12日6時12分配信 河北新報

 旅先の観光地周辺で集合、解散する「日帰り現地ツアー」が東北に広まってきた。2007年の旅行業法の規制緩和で、地元の旅行会社や観光協会がツアーに参入できるようになったためだ。名所旧跡がメーンの従来型旅行に対し、隠れた名所探訪や住民のガイド解説付きなど現地ならではの魅力を盛り込んだ「小さな旅」がセールスポイントになっている。

 盛岡観光コンベンション協会(盛岡市)は4―10月、市内を巡るバスツアー「盛旬(せいしゅん)バスプラン」を70回開催する。発案した畑山茂観光コンベンション部長(59)は「最高の盛岡の旬を楽しんでほしいと命名した」と売り込む。

 春は盛岡地裁にある石割桜、石川啄木記念館などの「定番」に米内浄水場のシダレザクラ、地元産クレソン使用のラーメン昼食を加える。料金は大人5800円、子ども3500円。夏以降も一般の観光客は行きにくい朝市や酒蔵見学を用意する。

 福島市のNPO「土湯温泉観光まちづくり協議会」は07年、地元ツアーをスタートさせた。「2泊3日の中日に、宿泊客に喜んでもらおうというのがきっかけ」と担当の加藤成良さん(49)。3000円前後の川魚のつかみ捕りや雪ぐつ体験が人気という。

 会津鉄道で東京と結ばれる福島県南会津町。南会津観光公社は、湿原や名所をタクシーで効率よく回れる割安な半日ツアーを実施している。料金は2000―1万円台だ。

 地元組は地域を知り尽くす強みとアイデアで魅力を発掘。大都市圏から訪れる旅行客の日程への組み合わせを狙うが、受けるかどうかは企画力が勝負になっている。

 山形県遊佐町のNPO「遊佐鳥海観光協会」は子どもの海山体験などで実績がある。帯谷隆専務理事(52)は「大都市圏からは交通費負担が大きい。ありきたりの自然や農村体験では人が来ない」と言う。鳥海山トレッキングや名水巡りなどのガイド育成を進める。

 仙台市の観光コンサルタント庄子公喜さん(59)は「地元の魅力を磨く機会としてはいいが、地元の人が良いと思っても、観光客が求めるものを理解して売り込まなければ集客には結び付かない」と話している。

【旅行業法の規制緩和】
 宿泊や移動を伴う旅行の企画・募集は登録業者しかできない。国内旅行の場合、従来は有資格者の選任と営業保証金1100万円、基準資産700万円が必要だったが、業者所在地と隣接市町村で完結する旅行に限り、それぞれ300万円に引き下げられた。

鬼太郎バス:出発進行 妖怪観光、買い物楽しんで 米子-境港できょうから /鳥取

1月11日16時0分配信 毎日新聞

 米子市の皆生温泉街と境港市を往復する1日1便の「鬼太郎バス」(27人乗り)の運行が11日に始まる。宿泊客が境港市で水産物の買い物や妖怪観光を気軽に楽しめるようにと皆生温泉旅館組合が3月23日まで日曜と月曜に運行する。今年で6年目。
 午前9時45分に皆生温泉街(市観光センター)を出発。同10時15分に境港市の水産物販売所着―同11時に水木しげるロード着―午後0時35分に米子空港着―同1時にJR米子駅着―同1時20分に皆生温泉街着のコース。空港や駅で降りることもできる。
 料金は大人800円、小学生400円、幼児無料。問い合わせは同組合(0859・34・2888)へ。【小松原弘人】

積雪:県内各地で 別府・鶴見岳で氷点下6度、白銀の世界 /大分

1月11日15時2分配信 毎日新聞

 県内は10日、冬型の気圧配置が強まり、各地で雪に見舞われた。別府市の鶴見岳(1375メートル)山頂近くでは午後2時過ぎになっても気温は氷点下6度。ロープウェイで訪れた家族連れらが白銀の世界を楽しんでいた。
 由布院温泉に行く途中に立ち寄った北九州市若松区の会社員、有倉光彦さん(39)の長男康平君(10)や次男彰悟君(6)は、山上駅前広場にある雪の滑り台で楽しそうに遊んだ。妻智子さん(34)は「北九州ではほとんど雪が積もらず、子どもが雪で遊ぶのは2回目。私もはしゃいでしまいました」。
 大分道の別府日田間など県内道は約20カ所が一時通行止め。大分地方気象台によると、11日も冬型の気圧配置が続き、県内は概ね曇りで夕方から雨か雪が降る見込み。【祝部幹雄、深津誠】

定期バス:長崎・雲仙行き出発 宿泊客対象、往復2000円の格安運賃 /福岡

1月11日15時1分配信 毎日新聞

 長崎県雲仙市の温泉を身近に楽しんでもらおうと、福岡市と雲仙温泉を結ぶ定期バス「お山雲仙定期便」が10日、運行を始めた。雲仙旅館ホテル組合が加盟施設の宿泊客を対象に企画。往復2000円の格安運賃で9月ごろまで毎日運行する。
 JR博多駅筑紫口発着で毎日1往復、博多駅は午前10時発、雲仙は午後2時半発。直行便で片道約3時間半。初日は、ほぼ満席となった。詳しくは雲仙観光協会0957・73・3434。【川名壮志】
〔福岡都市圏版〕

新春彩り長浜盆梅展開幕 赤や白、ピンクずらり

1月11日11時54分配信 中日新聞

 湖北地域の新春を彩る長浜盆梅展が10日、長浜市港町の慶雲館で始まった。つぼみが膨らんだり、赤や白、ピンクの花が咲き始めた梅の鉢植え90鉢が並び、ほんのりと甘い香りが漂っている。
 国内最大規模の盆梅展として知られ、58回目。推定樹齢400年の八重咲き紅梅「不老」などが展示されている。毎年訪れるという近江八幡市の夫婦は「つぼみもきれい。香りがいいですね」とほほ笑んでいた。
 3月10日までの期間中、市が保有する300鉢を見ごろに合わせて入れ替えながら、順次展示する。開館は午前9-午後5時。2月7-22日は午後8時半まで延長し、夜間ライトアップする。入場料は高校生以上500円、小中学生200円。
 一方、長浜市内保町の浅井ふれあいの里・プラザふくらの森でも同日、浅井盆梅展が始まった。地元にゆかりのある戦国武将・浅井氏にちなみ「長政」「お市」などと名付けられた盆梅60鉢が並ぶ。つぼみがほころび始めた梅もあり、今月末ごろには見ごろを迎えるという。
 展示は3月10日までで、入場料は高校生以上300円、小中学生100円。
 (近藤歩)
 琵琶湖汽船(大津市)は盆梅展に合わせてこの日から、厳冬の湖を渡る「びわこ盆梅クルーズ」を始めた。
 クルーズは、オフシーズンの観光振興を狙って1988年から「雪見船」の名で、大津港-長浜港間で毎年催してきた。さらに地域の観光資源を前面に打ち出すために、今年は「盆梅クルーズ」とした。
 この日の初クルーズには、県内外の観光関係者ら50人余りを招待。クルーズ船の「べんてん」は午前10時に大津港を出て大津プリンスホテル前、おごと温泉の各港に立ち寄り、約2時間半をかけて長浜港まで航行した。船上から臨む雪をまとった比叡、比良山系、湖北の山々や伊吹山の景色に招待客からは歓声が上がった。
 盆梅クルーズは3月9日までの土、日、月曜と祝日に運行。料金は片道が大人3000円、小人1500円、往復が大人5000円、小人2500円。問い合わせは琵琶湖汽船=電077(524)5000=へ。
 (後藤聡)

【みちのく鬼行】(8)花巻 「原体剣舞」は想像で描写?躍動する宮沢ワールド

1月11日8時1分配信 産経新聞

 Ho! Ho! Ho!/むかし達谷(たつた)の悪路王/まつくらくらの二里の洞…

 宮沢賢治の詩「原体剣舞連(はらたいけんばいれん)」を読みながら、賢治の故郷、岩手県花巻市を歩いている。悪路王とは伝説上の蝦夷(えみし)の頭領で東北各地に鬼として伝わっている。原体剣舞は同県の子供の踊り。文学青年を気取ってみたが、なぜわざわざ英文で書くのだろう-ぐらいが当面の感想だ。気取り切るには同市の宮沢賢治記念館で話を聞かねばなるまい。

 「躍動感があるでしょ?」。副館長の牛崎敏哉さん(53)が説明してくれた。「ハイカラなものから蝦夷など土着的なものへ賢治の興味が移り始めたのを示す資料といえます」。

 「注文の多い料理店」などでは都会と田舎を対比させたといえる賢治だが、原体剣舞連はより田舎の方に傾斜したように読めるという。賢治の詩集「春と修羅」の原稿用紙の分析では、原体剣舞連は詩集に後でつけ足したというのが定説らしい。

 この詩には他にも謎があるようだ。実は、実在する原体剣舞は義経伝説とかかわりが深く、悪路王は登場しないのだ。実際の踊り手も子供で、勇壮な詩とはイメージが遠い。「賢治は実際に原体剣舞を見たといわれていますが、他の剣舞や想像が元なのかも」と牛崎さん。同県北上市に伝わる国の重要無形民俗文化財「岩崎鬼剣舞」では、鬼のような面をかぶって大人が太刀を振って勇壮に踊るらしい。

 口頭の説明は難しそうなので実際見てみることにした。原体剣舞や神楽の愛好者が集まる忘年会があると聞いて向かったのは同県奥州市胆沢区の旅館「奥州胆沢温泉すぱおあご」だ。

 午後6時。旅館の座敷に赤ら顔でビールをあおる、主に70代の男性10人弱が集まっていた。

 陸軍大将のようなひげを目尻の辺りまで上に立てた菊地啓一さん(75)は原体剣舞を子供のころから始めたという。「賢治が知人の法事か何かで見て感動したのが原体剣舞。賢治のおかげで有名になったから、いまは神楽を中心にやってますけどね」と胸を張る。賢治が見たのは鬼剣舞-という説を持ち出したら叱られそうだ。

 神楽愛好者の忘年会だけに、座敷の壇上には直径1メートルほどもある革張りの太鼓がある。酒が回ると、菊地さんがばちを両手に太鼓をたたき始めた。他の参加者も横笛を吹いたり、夕食の土鍋のふたを合わせて金属音を響かせたり。「楽しいよ。記者さんもやる?」。炭坑節を踊ってみたが、老人パワーに圧倒され、午前2時でダウンした。

 翌朝、菊地さんに車で同市江刺区の菊地さん方まで送ってもらった。近くに「原体剣舞連」の詩碑があるからだ。菊地さんは、学校教諭を引退して近所で原体剣舞を教える及川忠之さん(70)を紹介してくれた。

 軽トラックのなかで、及川さんは地元のうわさを披露してくれた。「賢治が一度見に来ようとしたらしいんですけどね。おなか壊したか肺を悪くしたか、途中で引き返しちゃったらしいんですよ」。

 石造りの詩碑は岩手を見下ろす開けた場所にあった。賢治の故郷・花巻市が望めたらしいが、木が伸びてみえない。不心得者が拓本を取ったのか、直接墨を流したように汚れていた。

 石碑に刻まれた詩を読んでも気になったのはやはり英字だ。「打つも果てるもひとつのいのち/dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah」という具合に詩の要所に英字のかけ声が入っている。

 及川さんによると、このかけ声も、「ダア、ダア…」ではなく、実際は「サア、サア、サアノシャア」。4拍子で8秒くらいかけてゆったり唱えるらしい。と話しているうちに2人で唱和を始めていた。

 「サア、サア、サアノシャア、トントン」。及川さんが柔和な笑顔で歌いつつ、軽トラックの荷台でリズムを取り始めた。ヒラリ。及川さんが宙に舞う。ゴム長靴で左にステップを踏んだかと思うと右に。陽光を背負いながら腕を左右に振って踊りが止まらない。放っておくわけにもいかず、シャッターを切りながら一緒に踊り始めた。心が不思議に鎮まってくる。

 賢治がこの光景を目にしたら、どんな詩に歌うのだろう。賢治には見えた未知の世界-。英字以外も見てみたかった。

(荒船清太)

零下のランニング、旭川実業野球部員7人低体温症で入院

1月11日0時58分配信 読売新聞

 10日午後4時15分ごろ、北海道美瑛町白金温泉にある「国立大雪青少年交流の家」近くの路上で、ランニング中の旭川実業高の2年生野球部員1人が体調不良を訴えた。

 部員は歩行が困難な状態で、この直後に他の1年生部員6人も相次いで、自力歩行が困難となり、病院に収容された。

 旭川東署の発表によると、7人は低体温症の疑いがあるものの、生命に別条はないという。

 同野球部は9日から13日までの日程で、国立大雪青少年交流の家で、部員約45人と監督ら引率者3人で冬季合宿をしていた。当時の天候は小雪、気温は氷点下4度程度で、同署は練習内容などについて問題がなかったかどうか、野球部関係者から事情を聴いている。

 同校は春夏の甲子園に出場したことがある伝統校。毎年、この時期に合宿を行っている。この日の事故で今年の合宿練習は10日で終了した。

あしずり椿まつり:あすの初日、「大鍋祭り」開催 /高知

1月10日16時1分配信 毎日新聞

 土佐清水市に春を告げる「あしずり椿まつり」が同市養老の海の駅「あしずり」で11日から開かれ、2月末まで各種イベントを繰り広げる。同日は「第4回大鍋祭り」も開催される。
 市観光協会などが75年から始めた。まつりのシンボルとなるツバキは足摺岬周辺にヤブツバキ、リンゴツバキなど約10万本があり、1月初めから花を咲かせている。
 午前10時から式典があり、西村伸一郎市長らが出席。清水マーチングバンドの演奏、もち投げなどがある。大鍋祭りでは、伊勢エビやメジカのつみれ汁、ぜんざいなどの販売、かき氷早食い競争、お菓子すくいなどがある。
 また、期間中の2月9日まで県展無鑑査の地元画家、黒原和男さんの作品展が開かれるほか、2月7、8日は足摺岬のジョン万像前でツバキ苗木のプレゼント、同13日には同市爪白公園で「せっかくウォーク」、同14、15日には「花へんろ足摺温泉ジョン万ウォーク大会」が開かれる。問い合わせは同市観光協会(0880・82・3155)。【真明薫】

降雪:県内各地で 交通に影響、スリップや運休など /長野

1月10日15時1分配信 毎日新聞

 県内は9日、南海上を低気圧が通過した影響で未明から夜にかけて降雪した。長野地方気象台によると、10日以降も引き続き雪になる見通し。9日午後5時現在の積雪は、松本8センチ▽諏訪6センチ▽小谷16センチ▽飯山27センチ▽野沢温泉41センチ――など。
 降雪に伴い大型車などのスリップ事故も多発した。同日午後0時半ごろ、塩尻市奈良井の国道19号で大型タンクローリーと電気工事用バケット車が正面衝突、バケット車の男性(63)が足などに軽傷。タンクローリーから灯油約500リットルが流出し、現場が約5時間通行止めとなった。バケット車は冬用タイヤを未装着だったという。
 鉄道では長野電鉄長野線の村山橋で、寒さで収縮したレールの継ぎ目のボルトが破損し、須坂―朝陽間の上下線で普通列車計18本が部分運休、乗客約1500人に影響が出た。
 信州まつもと空港でも日本エアコミューターの定期便4便が欠航、搭乗客141人に影響が出た。【大島英吾、渡辺諒】