山口・湯田温泉の街中でメディアアート「湯田アートプロジェクト」

11月25日18時15分配信 山口経済新聞

 山口・湯田温泉の旅館、足湯、コンビニエンスストア、中原中也記念館など各所で11月21日、街を舞台にメディアアートを展開する「湯田アートプロジェクト」が始まった。

 同プロジェクトは、山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)が行うもので、アートユニット「exonemo(エキソニモ)」、娯楽ユニット「SHINCHIKA(シンチカ)」(以上、日本)、アーティストグループ「United Visual Artists(ユナイテッド・ビジュアル・アーティスツ)」(イギリス)の3組のアーティストによる作品を展示する。

 スタンプラリーのように4カ所のポイントを巡りながら、オリジナルのポートレートを撮影していく「巡礼端末-The Terminal for Pilgrimage」では、自分の顔を部分的に撮影していき、すべてのポイント回ると1枚のポートレートが完成する。さらに、さまざまな人のパーツをランダムに組み合わせた映像が、「ホテル松政」前の300インチの大スクリーンや「おみやげセンター」のモニターなどに映し出され、インターネット上でも見ることができる。撮影ポイントは、「ホテルかめ福」「湯別当野原」「ポプラ湯田温泉店」「中原中也記念館大駐車場特設コンテナ」の4カ所で、実施時間は10時~18時(金曜・土曜・日曜・祝日は20時まで)。

 「足湯タイマー☆ぶらり旅」は、足湯に浸かりながらアニメーション作品を観賞するもの。山口を題材にした15分のアニメーションを足湯に設置したモニターで流すほか、湯の香通りの足湯ではプロジェクターを使って湯面に映像を流すスペシャルバージョンも。会場は、高田公園、湯田温泉観光案内所前、湯の香通り、湯の町通りの4カ所。展示時間は10時~22時。

 LEDによるイルミネーション「Array(アレイ)」は、中原中也記念館の外庭に、高さ2.3メートルの棒状のライト43本を設置。ライトから発光するLEDの光や色が、人の動きによって変化する作品。展示時間は10時~22時。

 期間中、湯田温泉の街中を約150個のちょうちんで飾り付け、あちこちに点在する白狐のオブジェにもスカーフを巻き付けたり、手ぬぐいを頭に乗せたりするなどして同プロジェクトをPRしている。

 観賞・参加無料。12月27日まで。

観光客数:07年度県内、1億3213万人 前年度比0.9%減 /兵庫

11月26日16時2分配信 毎日新聞

 県は、07年度に県内の観光地を訪れた観光客数が、前年度比0・9%減の1億3213万人だったと発表した。統計を取り始めた71年度以降、過去最高だった06年度に次いで多かった。海水浴客やスキー客が好調だったが、06年度に開催されたのじぎく国体、のじぎく大会の参加者約100万人分が減ったほか、神戸空港(06年2月開港)の見学者数も落ち着き、減少に転じた。
 減少率が大きかった地域は、スーパー銭湯の入場者数が減少した西播磨が前年度比95・7%、淡路ワールドパークONOKOROが4カ月間休園した淡路が同96・4%。神戸もルミナリエの開催期間短縮などが影響して同97・9%。但馬は城崎温泉やコウノトリ文化館の観光客が減少し、98・5%だった。
 増加率が大きかったのは、昨年11月に考古博物館(播磨町)が開館した東播磨が前年度比101・9%。尼崎スポーツの森の入場者数が増えた阪神南、昨年11月に屋内テニス場「ビーンズドーム」がオープンした北播磨が同101・2%だった。
 入り込みが多かった観光地は阪神甲子園球場(西宮市)が423万人で最多、明石公園(明石市)が285万人で続いた。【川口裕之】
〔神戸版〕

いい湯! いい香り!!  関の上之保温泉に「ユズ」

11月26日11時5分配信 中日新聞

 【岐阜県】ユズの産地として知られる関市上之保の上之保温泉「ほほえみの湯」で、ゆず湯が人気を集めている。冬至約1カ月前の22日には特別に露天風呂にもユズが浮かべられ、紅葉真っ盛りの山々をバックに、さわやかな香りが広がった。

 ゆず湯は7日から始まり、袋入りのユズを男湯と女湯の内風呂にそれぞれ約20キロずつ浮かべている。同地区の今年のユズの収穫量は、天候に恵まれたためか例年になく多いという。

 利用した女性は「香りが良く、体のしんまで温まる」と話していた。ゆず湯は金曜と日曜の週2回、12月末まで楽しめる。

 (中尾吟)

定額給付金、ホームレスには… 住所不定で支給難しく

11月26日9時49分配信 京都新聞

 ホームレスは定額給付金をもらえるのか-。そんな不安が京滋のホームレスや支援者の間に広がっている。給付金は住民票の所在地に基づいて支給される可能性が高い。窓口となる市町村も「住所不定のホームレスへの支給は難しく、解決策も見つからない」とお手上げ状態だ。
 定額給付金は、与党の景気対策と生活支援の柱。1人当たり1万2000円を支給し、18歳以下と65歳以上には8000円を加算するとしている。
 国は支給方法について、口座振り込み方式を軸に検討しており、ホームレスやネットカフェ難民ら住所不定の人にどのような方法で支給するかについては明言していない。
 京都市は「不正受給を防ぐために、住民票などで住所地や本人確認できなければ支給は困難」としている。
 しかし、住民票に記載されている住所地が存在しているとしても、家族と絶縁状態にあるなど複雑な事情から、ホームレスが住所地に戻って給付金を受け取ることは難しい。
 京滋のホームレスや支援団体にとって切実な問題だ。京都市内の鴨川沿いで生活する男性(53)は「(給付金は)本当に必要な僕らに行き渡るようにしてほしい」と訴える。
 男性は、集めたアルミ缶を換金して生計を立てているが、金融危機発生後、買い取り価格が急落。「食事の回数も1日2回に、風呂は週1回に減り、生活は苦しい」と表情を曇らせる。
 23日朝。左京区の京都大キャンパスではホームレスの自助組織「みやび」が手作りの豚汁を学生らに売っていた。メンバーの1人で、鴨川沿いの橋の下に住む城地昭博さん(55)は「国が私たちのことを考えてくれているわけがない。(給付金は)期待していない」とあきらめ顔だ。
 滋賀県の支援団体「おうみよまわりの会」の林弘夫さん(57)は「ホームレスだけが支給対象外となれば、国に見捨てられたような気持ちになるに違いない」と心配する。
 給付金が抱える仕組みの矛盾に、京都市内の支援グループ「きょうと夜回りの会」の本田次男さん(53)は「間に合わせの給付ではなく、根本的な生活支援策を始めるべきだ」とする。

道後温泉から世界へ…もてなしの心 宿泊施設「道後夢蔵」リニューアル

11月26日8時1分配信 産経新聞

 有馬、白浜に並ぶ日本三古湯の一つ、松山市の道後温泉-。夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも描かれ、市の中心部から路面電車でわずか数分という好条件もあって、四国を代表する観光地として長年、にぎわいをみせてきた。街のシンボル的存在でもある日本建築の道後温泉本館前に今月、会席料理が楽しめる宿泊施設「道後夢蔵」がリニューアルオープンした。経営理念は古今の文化を織り交ぜた「和モダン」。源泉掛け流し風呂を備えた客室からは道後の温泉街が一望でき、チーフマネジャーの山中尚美さん(41)は「道後に新しい伝統を築きたい」と意欲を見せている。(松山支局 岡嶋大城)

 浴衣を着た観光客であふれる商店街を抜けると、重厚なたたずまいの「道後温泉本館」が目に入る。本館から東に道路1本を隔てた4階建ての蔵風建築が会席料理店と旅館を併設した道後夢蔵だ。1階は約50人が入れる会席料理店「夢かたり」で予約制。全国ブランドの「関アジ」「関サバ」が獲れる豊予海峡を漁場とする三崎漁港(愛媛県伊方町)に水揚げされた伊勢エビを使った「鍋会席」など新鮮な旬の幸を楽しめる。

 3、4階の宿泊施設は「旅庵浪六」と名付けられ、外付けのエレベーターを上ると、廊下伝いに客室が並ぶ。玄関先には「夢庵」「楽庵」などと部屋の名称が書かれ、湯布院(大分県)の離れ宿のような風情を醸し出している。

 「源泉掛け流しの個室でゆっくりと疲れを癒していただければ」と山中さん。夕刻、道後の街並みの彼方に沈む夕日は雄大な一幅の絵画を鑑賞するかのよう。

 明治初期、道後は川の清流に沿うように「紅葉のお茶屋」と呼ばれる20余りの料亭と56店の割烹(かつぽう)店が軒を連ねた宴席処が人気を呼んでいた。時代を経るごとに道後の宴席は影を潜め、市街地の繁華街に主役の座を譲ることになった。

 「平成の宴のもてなしどころを創出したい」との思いを胸に今年、1階のカフェを会席料理店に改装。夢かたりの宴席には上座、床の間といった区別はない。「誰にでも楽しめるよう、そして新しい宴のスタイルの提供を目指しているんです」(山中さん)という。

 「もっとカジュアルに」とモダンさを強調する一方で、料理の味付けと創作は料理研究所「青山クラブ」(東京)を主宰する遠藤十士夫さんがプロデュース。歩み出したばかりの「平成の料亭」に伝統のスパイスを加えるかのように、料理の器や茶のいれ方にいたるまで、日本文化の作法にこだわっている。

 「大事にしたいのは夢という言葉。市街地でなく道後で宴会ができるよう、道後温泉再生の起爆剤となるブランドイメージになっていければ」。道後夢蔵のオープンはわずか3年前。今年9月に経営を引き継いだ大藪崇さんは、まだ29歳という若い実業家だ。

 会社員や農協といった団体の慰安旅行が減り、温泉街の旅館経営は十数年前と比べ一変した。全国的に苦しい経営を強いられるなか、「道後温泉から世界に発信できる宴のもてなしどころをつくる」。山中さんらの大きな夢への挑戦は始まったばかりだ。

入浴時間、手短に「20分未満」が約4割

11月26日8時0分配信 オリコン

 本日11月26日は、いい風呂の日。日本浴用剤工業会が“1126=イイフロ”の語呂に合わせて、入浴剤の効用やバスタイムの重要性などを普及させるために制定したという。そんな記念日にちなみ、オリコンでは、中・高校生~40代の男女を対象に『1回にかける入浴時間』についてアンケート調査を実施。その結果、【15~20分未満】(21.9%)がトップで、入浴時間は比較的手短に済ませている人が多いという実態が浮かび上がった。

 男女・世代別とすべての部門で【15~20分未満】が最も多くの票を集め「時間がもったいない」(静岡県/中・高校生/女性)、「さっさと済ませて、ほかのことに時間を割きたい」(兵庫県/30代/男性)との意見が目立つ結果に。【10~15分未満】(3位:14.1%)、【10分未満】(8位:4.7%)を含めると、手短に20分未満で済ませるという人が4割(40.7%)を占めている。

 TOP5には、30分未満を数える時間が並んだが、6位【35~40分未満】(5.8%)、7位【40~45分未満】(5.1%)、9位【1時間以上】(3.9%)というように、長めにバスタイムをとっている人も少なくはなく「次の日に疲れを残さないように」(大阪府/40代/男性)、「お風呂は一番落ち着く場所だし気持ちいい」(大阪府/専門・大学生/男性)とゆっくりとお湯に浸かることで、1日の疲れをリセットする場としても考えられているようだ。

 また、体を洗ったり湯船に浸かること以外で『お風呂でよくすること』について聞くと、「お風呂の中は響くので気持ちいいから」(熊本県/専門・大学生/女性)と【歌を歌う】(19.9%)が最も多く1位に。続く2位は【マッサージをする】(19.8%)、3位は【ストレッチをする】(11.2%)で、体をほぐすという人が多かったほか【本やマンガを読む】(4位:8.9%)、【テレビや映画を観る】(8位:2.6%)とお風呂で娯楽を楽しんでいる人もチラホラ。

 体の疲れやストレスの解消、安眠効果などが期待できるお風呂は、リフレッシュするためにはもってこい。ますます寒くなってくるこれからの季節、温かい湯に浸かりながらゆったりとした時間を過ごしてみてはいかが?

(11月7日~11月11日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1000人にインターネット調査したもの)

さくら 酵素パワーでで逆転賞金女王

11月26日7時1分配信 スポーツニッポン

 女子ゴルフの横峯さくら(22=エプソン)は25日、今季最終戦となるLPGAツアー選手権(27日開幕、宮崎CC)に向けて練習ラウンドを行った。先週の試合で今季初優勝を飾り、「今週も自分のすべきことをして結果がついてくれば」と逆転賞金女王にも意欲を見せる。

 この日は父・良郎氏が東京から日帰りで駆けつけ、「どこも直すところはない」と太鼓判。良郎氏によれば好調を支える要因には「酵素風呂」があるという。酵素を入れたおがくずの中に入り、発酵熱で体の代謝を促進するもの。「父が入れ、入れと言うので」と渋々のようだが、横峯は東京や鹿児島などで月1回のペースで利用している。「疲れがとれるとかはあまり感じないけど、父が言ってるならそれでいいです。ハハハ」。ウソかマコトか、酵素の力が女王奪取を後押しする!?

 ≪古閑もVで逆転狙う≫逆転女王の可能性を残す賞金ランク3位の古閑は「わたしは優勝するしかない。優勝できればいいけど、まずは1億円いきたいです」と話した。初の年間獲得賞金1億円突破まで残り415万円。7位以上で目標額に到達する。24日には地元・熊本で行われた妹・理沙さん(22)の結婚式に出席。先を越された姉は「焦って変なところに(お嫁に)行ってもしようがない。冷静になって最高の相手を見つけたい」と慎重だった。

東浜居組道路:開通式 鳥取・兵庫両県の関係者ら祝う--新温泉 /鳥取

11月25日15時1分配信 毎日新聞

 兵庫県新温泉町居組と岩美町陸上を結ぶ東浜居組道路(3・5キロ)の開通式が24日、新温泉町の居組インターであり、兵庫、鳥取両県の関係者ら約100人が完成を祝った。
 両県境を結ぶ国道178号は「七坂八峠(ななさかやとうげ)」と呼ばれるほど険しく、特に冬季は交通の難所となっていた。
 東浜居組道路はこれを解消するバイパスとして01年から両県が建設。約115億円かけ、対面2車線、設計速度80キロの自動車専用道路として完成した。
 これまで10分かかった居組―陸上間は4分で結ばれる。新温泉町浜坂から鳥取市の約29キロは、国道178号や9号経由より10~15分短縮されると見込まれ、鳥取県と結びつきの強い但馬北西部地域の利便性や災害時の安全の向上、観光などの交流促進が期待される。
 開通式は井戸敏三・兵庫県知事や平井伸治知事、新温泉、岩美両町長や地元関係者らが出席。テープカットとくす玉を割って開通を祝い、渡り初めした。【藤田宰司】

J2の草津、8000万円増資

11月25日14時53分配信 時事通信

 Jリーグ2部(J2)のザスパ草津を運営する草津温泉フットボールクラブは25日、前橋市内で臨時株主総会を開き、第三者割り当てによる8000万円の増資を承認した。
 ザスパ草津は今季のJ2で一時上位争いに加わるなど、J1の昇格に期待が膨らむ一方、J1昇格の条件である債務超過の解消を実現していない。2008年1月末時点で債務残高が6000万円に上ることから、今回の増資により財務の健全性を高める。 

25時:しんすけの店 /宮崎

11月25日13時3分配信 毎日新聞

 宮崎市の住宅街にある総菜店「しんすけの店」で、店を切り盛りするダウン症の野崎信輔さん(42)と両親の物語を15日の本紙社会面「紙ふうせん」で報じた。この記事の行数では伝えきれなかったことを、本欄で書いてみたい。
 父恭平さん78歳、母晃子(てるこ)さん73歳。足腰は丈夫で、顔色は健康的、会話も弾むように言葉が次々と出てくる。「え、もっと若く見える」というのが、年齢を聞いた時の感想だ。恭平さんは「この子から幸せをもらって、健康でいられる」と笑顔を絶やさない。
 晃子さんも「この子の世話に一生振り回されると思って泣いた日もあった」と生後間もなくダウン症と知らされた時を振り返り「それは大きな間違いだった。信君がやさしさを振りまいている」と優しいまなざしでわが子を見つめる。
 「信君、次の休みはどこに行こうか」と晃子さんが尋ねると「高岡の温泉!」と信輔さんが即答する。「信輔は温泉が好きでね。家族3人でドライブをして温泉に行くのが楽しみ」と恭平さん。何気ない3人の会話に癒やされる取材だった。
 ただ、ここまで家族が来るのは平たんな道のりではなかったし、現実も厳しい。「私が元気でいられるのは信輔のおかげ。それと同時にこの子を残して死んでいけないという思いもある」。笑顔を寂しげな表情に変えて恭平さんが発した言葉はズシリと重かった。【種市房子】