阪神大震災:来月14年 「慰霊と復興のモニュメント」に新たに17人 /兵庫

12月16日14時1分配信 毎日新聞

 ◇生きた証し、永遠に--神戸・東遊園地
 阪神大震災から14年となるのを前に、神戸市中央区・東遊園地にある「慰霊と復興のモニュメント」に14日、名前が追加された17人。市外の犠牲者や、震災が遠因で亡くなった人も含まれている。遺族らは1人ずつ銘板を張って「生きた証し」を刻み、花と黙とうをささげた。
 大阪市淀川区の村上嘉代子さん(65)は、西宮市の実家に住んでいた父柏原数元さん(当時77歳)と弟靖史さん(同41歳)、弟の息子でおいの雄也君(同11歳)の3人を亡くした。木造2階建ての実家は震災で全壊。3人は下敷きになった。当日の夕方、村上さんが病院に駆けつけると、母ツルミさん(89)=西宮市=が遺体の前で泣き崩れていた。
 村上さんは昨年、神戸ルミナリエを見ようと東遊園地を訪れた際、神戸市民以外でも銘板を取り付けられることを知った。ツルミさんは「神戸市民ではないのに」と反対したが、「3人が忘れられないように」と説得した。
 「ここに名前を刻むことで、私たちが死んでからもずっと、多くの方に3人のことを見守ってもらえると思う」と村上さん。この日は夫(72)や娘夫婦、孫など8人で参加し、3人の銘板を取り付けた。来年の1月17日は西宮市立高木小学校での追悼行事に参加した後、東遊園地を訪れるつもりだ。
 神戸市垂水区の柳川オトさん(85)は、妹アキさん(当時68歳)の名前を取り付けた。アキさんは住んでいた同市中央区の文化住宅が全壊。避難先の小学校で倒れ、震災1カ月後に亡くなった。若いころから糖尿病を患っていた妹の体を心配した柳川さんが、姫路にアパートを手配し、引っ越す直前だった。
 アキさんは就職や結婚はせず、両親をみとってから、たった1人の姉を頼って神戸に出てきた。柳川さんは「親孝行な子だった。神戸では友人と温泉に行ったり、やっと楽しい時間ができたのに、ふびんで仕方がない」と涙をぬぐった。この日初めてモニュメントを訪れた柳川さんは「良かったね」と改めて妹に語りかけた。
 ◇「ここに名前を刻むことで、ずっと見守ってもらえる」 遺族の思い…ひと言
 新たに銘板に名前が刻まれた方々の遺族から話を聞いた。(犠牲者の年齢はいずれも当時)
 加古川市の仮設住宅で96年10月に病死した渕上静恵さん(80)の長女、津田久子さん(69)=神戸市長田区 「神戸が大好き」が口癖だった母を神戸に帰らせてあげたかった。これでいつでも見に来られる。母もきっと喜んでいると思う。
 復興工事で神戸に単身赴任し、95年3月にくも膜下出血で亡くなった津田紘さん(51)の妻、弘子さん(62)=大阪府和泉市 やっと震災で亡くなった皆さんの中の1人になれた。未明から深夜まで働いていたが、ぐちは言わなかった。
 姫路市の病院に転院し、95年1月に心筋梗塞(こうそく)で急死した牧田加納太郎さん(87)の孫、杉原留美子さん(51)=神戸市北区 震災で疲労がたまっていたのだろう。家族が駆け付けたが、最期をみとれず、ずっと心残りだった。
 神戸市西区の仮設住宅で転倒し骨折、入退院を繰り返して05年に亡くなった関本はまえさん(90)の息子、欣吾さん(65)=加古川市 98年4月に亡くなった父(幸三郎さん)の名を2年前に銘板にしたので、いつか一緒にと考えていた。
 95年12月、芦屋市で復興工事のトラックにはねられ死亡した江草信男さん(61)の妻、悦子さん(72)=西宮市 震災の話はつらくてできなかったが、孫たちに語り継ごうと思った。やっと一歩踏み出せた。
 ◇ルミナリエ、閉幕 「来年以降も」開催願い100円募金
 15日に閉幕した「神戸ルミナリエ」(神戸市中央区)の会場では、震災から生まれた歌「しあわせ運べるように」が流れ、警備員たちの敬礼と共に明かりが消されると、来場者から拍手がわき起こった。
 会場の旧居留地の街頭募金や東遊園地の光の記念堂「カッサ・アルモニカ」では、来年以降も継続開催されることを願う大勢の来場者が100円募金の呼びかけに応じていた。
 募金ボランティアをしていた尼崎市の大学1年、川辺寛規さん(18)は「今まで3回ほどルミナリエを見に来た。光の一つ一つに犠牲者の思いが詰まっているような気がする。亡くなった人のためにも続けてほしい」と話していた。【高山梓】
〔神戸版〕

バットに託す願い事 下呂で名前入れサービスに列

12月16日10時55分配信 中日新聞

 下呂市森の下呂温泉合掌村で14日、合格などのお守り「かなうわバット」に祈願者の名前を書くサービスがあり、受験生の父母らが長い列を作った。
 グリップに小さな輪がついた長さ約30センチのミニチュアバットで、中津川市の木工所が県内産ヒノキで生産。願い事などの文字は、旧下呂町の助役時代にバットを発案した同市野尻の河原良昭さん(63)が一本ずつ手書きしている。
 この日は、午前9時の書き入れ開始前から人が集まり、会場の合掌家屋・旧大戸家住宅は順番待ちの人であふれた。長男が大学受験を控える愛知県一色町の神谷和生さん(43)、典子さん(43)夫妻は1時間半ほど待って「合格」と「夢」のバットを購入。「浪人なので絶対合格させたい。夢は宝くじの当選を願った」と話した。
 この日、河原さんが名前を書き入れたバットは310本。「皆さんの願いの真剣さを感じた」と話していた。来年1月10日にも名入れサービスがある。
 (福本雅則)

27日から片岡鶴太郎展 三越松山店で

12月16日8時5分配信 産経新聞

 松山にもゆかりのある画家で俳優の片岡鶴太郎さん(53)の個展が27日から、和菓子店「山田屋まんじゅう」(松山市)の創業140周年を記念して同市の三越松山店で開かれる。1月8日まで。

 鶴太郎さんはタレントとして駆け出しの22歳のとき同市に在住。道後温泉街で1人芸を磨いただけに修業時代を過ごした松山での思い出は深い。40歳から始めた絵画の個展は同市では2年ぶり、4回目となる。

 展示作品は二曲屏風の「竹に椿」(縦92センチ、横161センチ)をはじめ、花、魚、果物などをモチーフとした絵画だけでなく、着物染め付け、陶器など約100点を展示する。

 「今回は松山市の市花でもあるツバキをモチーフとした作品を多く仕上げました。山田屋まんじゅうさんのポスターの原画など、愛媛ゆかりの作品も展示しています」と話している。

 入場料は一般、大学生500円。1月4日午後5時からはトークショー(先着200人)も。5日午前11時からはサイン会(先着200人)も開催する。

【追う・地震半年(上)】祭畤温泉 復興支える姉弟、従業員のきずな

12月16日8時1分配信 産経新聞

 岩手・宮城内陸地震で被災した岩手県一関市、宮城県栗原市は東北有数の温泉地。地震から半年がたち、両地区では温泉再興に向けた動きが本格的に始まった。源泉や施設への被害、「あの辺は危険」という風評、復旧を妨げる降雪…。度重なる苦難にめげず、力強く立ち上がった人々の支えは、家族や友人、同業者との強い“きずな”だ。地震の影響で休業中の一関市厳美町「祭畤(まつるべ)温泉」を再興に導く、姉弟や従業員のきずなとは-。(渡部一実)

 8日夕、祭畤温泉の旅館「かみくら」に、リサイクル業者から届いた流し台、ガスコンロが次々と運び込まれた。「そっち段差あるよ。気を付けて!」。31日からの営業再開が決まり、社長の佐藤奈保美さん(42)の声は明るい。

 同館は今年1月、日帰り温泉としてオープン。4月から宿泊客を受け入れ始め、客足が順調に伸び始めた矢先、岩手・宮城内陸地震に被災した。開業、被災、休業、再開…。激動の今年1年、佐藤さんの心の支えはパラオ在住の実弟、菅原勇哉さん(38)だったという。

 もともと、佐藤さんに祭畤温泉の経営を勧めたのは勇哉さんだった。一関市東山町で180年続く老舗旅館に生まれた2人。佐藤さんは実家を継ぎ、勇哉さんは南国パラオで観光事業を始めたが、平成14年夏、一関市で大規模な水害が発生。実家の旅館は休業に追い込まれた。

 「ご先祖様から続いた旅館を、私の代でつぶすわけにいかない」。再起を模索する佐藤さんに、勇哉さんがこんな話を持ち込んできた。「祭畤温泉に廃業した旅館がある。跡地で南国野菜の自然農園を作る計画があるが、頓挫しそうだ。そっちの旅館をやってみないか」。

 実家の再興か、新天地での再出発か-。迷う佐藤さんの背中を押したのは、祭畤温泉の魅力だった。厳しくも美しい大自然と、大木を使ったぬくもりある宿。神が降臨する場所、と古くから伝えられる山々の神々しさ。「ここで踏ん張っていこう」。その覚悟を示すように、佐藤さんは新しい旅館に「かみくら(神座)」と名付けた。

 オープンの喜びもつかの間、地震で市街地から祭畤に通じる国道342号「祭畤大橋」が崩落し、地域は孤立状態に。旅館の床は波打ち、窓ガラスは吹っ飛んだ。「映画のセットかと思った。現実のできごととして受け入れられなかった」と佐藤さん。

 温泉再興への最大のネックは「電気」だった。6月下旬、祭畤への迂回(うかい)路が完成し、旅館に戻れるようになった。だが市の復旧計画では、通電は祭畤大橋の仮橋完成後の12月。電気がなければ旅館に入れても補修工事はできず、源泉の被害も確認のしようがない。「どうしたらいいのか」。思い悩む佐藤さんに、勇哉さんがまたしても“援護射撃”をした。

 被災後、勇哉さんは岩手のFM局が企画した「海外で活躍する岩手人特集」に出演。電波を通じ「仮橋よりも先に電気を」と訴えた。歩調を合わせるように、佐藤さんも行政への陳情を本格化。結局、通電は前倒しされ、8月8日、旅館に再び明かりがともった。源泉も無事で、佐藤さんは「『希望』という言葉の意味をあれほどかみしめたことはない。力がもりもりわいてきた」という。

 “元気のもと”はもう1つ。従業員や故郷・東山の人々の優しさだ。

 営業再開の見通しが立たずにいた被災直後、佐藤さんはやむなく従業員を全員解雇した。だが、解雇後も元従業員らは自主的に旅館の補修を手伝い、板前2人も「社長が『やる』というならいつでも戻るよ」。そんな従業員らの姿をみて、佐藤さんは「あの人たちともう一度働きたい」。旅館の再興を改めて誓ったという。

 生まれ育った東山では、友人らが声をかけ合い、新年の宴会や宿泊の予約を入れてくれた。「温泉旅館はほかにいくらでもあるのに…。『頑張って早く再開しろよ』というメッセージなんでしょうね」(佐藤さん)。

 弟や従業員、友人に支えられながら、温泉の再興に向け東奔西走する佐藤さん。その熱意が通じたのか、11月末には祭畤大橋の仮橋が開通、付近での車両の通行が可能になった。

 今、旅館には、営業再開について問い合わせの電話が相次いでいる。「はい、かみくらでございます」。そういって受話器を取る佐藤さんの声は、心なしか弾んでいる。

ガンホー、「ECO」3周年記念オフイベント「ECO祭2008 in秋葉原」開催ネコマタストーリーもいよいよ大詰め!? 第4種族「DEM」の実装も発表

12月15日22時30分配信 Impress Watch

 ハートフルな世界で冒険を楽しめるガンホー・オンライン・エンターテイメントのMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン(以下ECO)」恒例のオフラインイベント「ECO祭2008 in秋葉原」が、秋葉原のゲーマーズ本店のイベントスペースで開催された。

 司会進行は「ECO☆スタジオ」でパーソナリティを務めていた、声優の竹内幸輔さんが担当。ゲストには、“ECO廃人”を自称する声優の原田ひとみさん、初心者応援団長としてメールマガジン「Caffe di ECO」を連載している、みお&フォーチュンクッキーの安部美央さんらが登場した。3周年を迎えたアニバーサリーをみんなで祝うとともに、淺間教授こと制作担当の淺間達雄氏とローパーまっつんこと広報担当の松田正紀氏から2009年以降に実装される新要素が発表された。

 今回の会場は100人前後のイベントスペースと例年より規模を縮小していたこともあり、イベント当日は、入場するための整理券を求める行列ができた。中には朝4時から並んでいたツワモノもいたらしい。盛りあがりを見せたイベントの様子や、発表された新要素をレポートする。

■ 「ECO」3年目のハッピーバースデー

 入場開始の13時には、すでに順番を待つファンの行列ができていた。会場の椅子には番号がふってあり、整理番号の順番に入場していく。大半は男性だが、よく見ると女性の姿もチラホラ。イベントの中で、司会者がとった簡単なアンケートによると、地方のイベントにも顔を出している熱心なファンもいた。

 最初は司会者の竹内さん、そして原田さん、美央さんによるフリートーク。最近のECOはどうですか、と聞かれた原田さんは「ECO☆スタが終わった後、竹内さんと一緒にジニアでキャラクタを作ったんです。ダウンタウンの掲示板に、今日から始めたひとみとたけでーすと書いたのに、完全にスルーされて(笑)。みなさん見かけたら一緒に大富豪してください」とお願いしていた。

 その後、「Happybirthday ECO」と題してECOの3周年を会場でもお祝いしようと、タイニーとバースデイケーキが登場。「ハッピーバースデイ トゥ ユー」の歌の後、ろうそくを吹き消してお祝いムードを盛り上げた。

 次のコーナーは「ECO3周年プレイバック」。3年間の歩みをダイジェストで振り返った。いま気になるものは?という質問に、美央さんは「ネコマタ&ペットシステムです。最近胡桃ちゃんと若菜ちゃんの双子のネコマタをとったので」と初心者応援団らしい一言。

 「ネコマタプレイバック」では原田さんから「空ちゃんを入手するときに、アクロニアコートがもらえるんですが、もしかしたら後々来るネコマタちゃんのアクロニアコートが手に入るんじゃないかな~と思って、取らずにとってるんですけど」という質問が飛び出した。教授の答えは「空以降に実装されたネコマタには、基本的にはアクロニアコートは対応してないですが、できるときもありますので、状況によってはいる場合もあります。でも何もお約束はできませんし、とっておいてそれがいい方向に向くかどうかは、わかりません」とのことだった。

 「それぞれのプレイバック」では、ゲストら出演者がスケッチブックに描いたECOの思い出を発表。ローパーまっつんは、オフラインイベントの思い出。みおちゃんは、双子のネコマタを取ったクエスト。浅間教授は3年間の間に出会った「人」との思い出を語った。4キャラカンストのヘビーユーザー原田さんは、思い出が多すぎて描き切れないと画面いっぱいに描いたイラストを披露した。

■ SAGA8、SAGA9の今後の展開はどうなる!?

 「SAGA8」の都市攻防戦については、今後の変更内容として、「参加人数の調整」、「チャンプのフリーエントリー」、「新しい攻防戦マップの追加」などが発表された。

 「参加人数については現行の500人からサーバーに影響がなければもう少し人数を拡張していきたいと思っています」とのこと。また、人数制限のせいでチャンプが入れないという本末転倒の事態が発生しているので、チャンプはフリーエントリーとすることで確実に参加できる方向で調整される予定だ。「新しい攻防戦マップ」については、実装時期は「いつごろになるかはわからない」としながらも、拡張はしていきたいと前向きだった。CP入手のための入手アイテムや新クエストの追加については、今後の検討材料としたいということだった。

 「SAGA9」については、LV99武器の「竜眼解放」と「竜眼解放・真」の効果について要望が多いので、今後効果の上昇なども検討材料にする。ただ、素材の入手難易度は調整せず「時間をかけてじっくりと取り組んで欲しい」とのこと。

 ECOタウンのミニゲームについては「少しずつ入れていければいいな」、「ゲーム内でユーザーさんが行われている、フリーマーケットや飛行庭コンテストなどのユーザーイベントを後押しできればいいな」とコミュニティー広場としての役割を強化していく方向性のようだ。

 なお、SAGA8とSAGA9の今後の展開のほかにも、12月10日から発売された「ECOくじ」第17弾など新規要素の紹介が行なわれた。ちなみに第17弾で手に入るスーパーレア「わらぶき屋根の家」についている子犬の名前は「きなこたろう」でオスだそうだ。

■ 第4の種族「DEM」実装。2009年のECOは?

 イベント後半では、来場者が一番気になっていた2009年以降の実装予定が、淺間教授から説明された。最も注目の要素は、現在敵として戦っている「DEM」がプレーヤーキャラとして実装されることだろう。他にも以下のような要素が発表された。

(1)「DEM」がプレーヤーキャラクタに

 機械種族「DEM」(デウス・エクス・マキナ=機械仕掛けの神)がプレーヤーキャラクタとして使用できるようになる。「機械種族としての特性を表現して、カスタマイズですとか、いままでの3種族とは違う要素を付け加えたい」。

(2)ゲームバランス調整

 「いままでECOの中で、あまり生きていない要素だった“属性”を主体にして、マップも含めた大規模な調整をSAGA10までに行ないたい」ということだが、実装次期に関してはこれから調整に入るところだ。属性系の新ボスなども実装され、現在企画中の新システムにつなげていきたいという。

(3)LV99防具の実装

12種の各職業ごとにコンセプト装備としてLV99防具が実装される。LV85装備についても検討していくということだが、まだ詳細は不明だ。

(4)ネコマタ(白)、ネコマタ(黒)の実装

 人気のあるネコマタには、新たに白と黒が実装される。ネコマタストーリーはこれでフィナーレを迎える。ネコマタ(白)は普段は優しいが怒らせると最凶のお姉さん。ネコマタ(黒)はクールでミステリアスだが、白には弱い次女だ。

(5)飛空城の実装

 既存の飛空庭とは趣の異なるものとして「飛空城」が実装される。リング主体で、リングのみんなで楽しめるようなものにしたいということで、大人数が遊べる機能性を備えた設備になるようだ。さらに「これは将来の話ですが」と前置きした上で「最終的には、エミルの世界、ドミニオン、タイタニア、そしてDEMの世界を行き来できる次限航行などを行なって、物語とからめていきたい」と、壮大な計画ものぞかせた。

 また、将来的には貸し切りのプレイべートダンジョンや、貸し切り温泉など、ユーザーから要望のあることについては検討していくという。「ストーリーに影響を与えていくことで、まだ解放されていないマップが新しく追加されていくようなことをしていきたい」と、新規実装とからませつつ、大きなストーリーを進行させていくような枠組みが考えられているようだ。ただこれらは2010年以降に追加されるかもしれない、といったまだまだ未確定な要素だ。他にも、新しいマリオネットのデザインなどが公開された。

 新要素の発表後は、ゲストを交えて、プレゼントがもらえる恒例のじゃんけん大会「じゃんけんタイニー」が行なわれた。景品はコミックスや、ドラマCD、ゲーム内アイテムなどで、盛り上がった。最後はゲーム内のモーションでもおなじみの「君に憑依」を全員で決めて終了した。

イベント後は、限定販売の福袋を求めて長蛇の列ができていた。会場に来ていた(ゲストも含めて)ほとんどの人が、夜の都市攻防戦に参加する予定だった。昼にはオフラインで、夜にはオンラインで、年の瀬も熱く盛り上がる「ECO」。2009年以降も、いろいろな要素でユーザーを楽しませてくれそうだ。

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<入浴死亡事故>原因究明の体制づくりを要請 関連学会

12月15日19時23分配信 毎日新聞

 日本温泉気候物理医学会(猪熊茂子理事長)と日本法医学会(中園一郎理事長)は15日、入浴中の死亡事故の原因究明に取り組む体制づくりを求める声明をまとめ厚生労働省、消防庁、警察庁などに送付した。入浴中の死亡事故は年約1万4000件に達するとみられるが、大半は死因が解明されず、溺死(できし)や心不全として処理されているという。両学会は「入浴時の死亡は冬に多い。死因をはっきりさせ、安全な入浴法を呼び掛けるべきだ」と訴えている。

 声明は「入浴時の事故原因解明では解剖や画像診断などはほとんど行われず、医学的に未解明な点が多く残されている」と指摘。入浴時の事故原因を解明する体制を国の関係省庁、医師会などが協力して整備すべきだと求めた。

 札幌市消防局の調査では救急出動のうち入浴関連の事故死は全死者の7.4%を占め、交通事故の1.5倍に達した。秋田県内の調査では、入浴中の死亡事故数は増加傾向で、07年の死者数は188人と01年より7割も増えた。

 入浴時の事故に詳しい吉岡尚文・秋田大副学長(法医学)は「入浴時の死亡は70歳以上で急増する。時期は12月以降が特に多い。死因が詳細に分かれば、科学的な根拠に基づく予防が可能になる。死因の解明には解剖などの実施が不可欠で、医師だけではなく行政、市民の協力も必要だ」と話す。【永山悦子】

いなべ市:空き民家生かし、認知症施設計画 /三重

12月16日12時1分配信 毎日新聞

 いなべ市は、空き民家を借りて重度の認知症の人が利用するデイサービス施設の整備を計画している。開会中の市議会定例会に地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金事業1000万円を提案、可決されれば来年4月以降に開所する。
 説明では、同市大安町石榑東の空き民家(木造2階建て延べ床面積140平方メートル)を借り、室内のバリアフリー化やトイレ、風呂などを改装、使いやすくして12人の認知症の人が1日を過ごすことができる施設にする。
 運営は、市社会福祉協議会が当たり、利用時間は午前9時から午後4時までを予定している。利用料は介護保険の認定等級によって異なり、昼食は実費が必要。送迎もする。
 市は今後、高齢化が進むと認知症専用施設はさらに必要になるとみている。市長寿介護課は「民家の活用で自宅と同じような生活ができ、地域の人との交流も可能になる」と期待している。【沢木繁夫】
〔三重版〕

[FREESPOT] 長野県の民宿まさぞうなど4か所にアクセスポイントを追加

12月15日12時17分配信 RBB TODAY

 フリースポット協議会は、長野県の民宿まさぞうなど4か所に設置されたアクセスポイントをあらたに追加した。

 詳細は以下のとおり。

■長野県
●民宿まさぞう
 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷6782

■岐阜県
●平湯プリンスホテル
 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯128-6
●中央自動車道 屏風山PA 上り
 岐阜県瑞浪市釜戸町

■長崎県
●雲仙 新湯ホテル
 長崎県雲仙市小浜町雲仙320

雫石町が「プレミアム商品券」発行-農機具購入、医療費にも使用可

12月15日12時9分配信 盛岡経済新聞

雫石商工会(雫石町、TEL 019-692-3321)は12月14日、「雫石町共通プレミアム商品券」を発行した。

 商品券の発行は同町が緊急経済対策として取り組む事業で、国の「地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金」(総額260億円)から1,000万円を割り当てるもの。発行総額は1万セット6,000万円分。

 同券の販売価格は1セット=5,000円。500円券が12枚つづりになっており、同券販売価格に20%(1,000円分)を上乗せした6,000円分の買い物ができる仕組み。ひとり10セットまで購入可能で、同町に在住か勤務する16歳以上なら誰でも購入できる。

 同券は同町内の160店以上の加盟取扱店でのみ使用可能。食料品店や飲食店、生花店、理・美容店、ガソリンスタンド、タクシー、鉄工所、建築リフォーム、自動車販売、温泉施設、宿泊施設、レジャー施設などのほか、病院や診療所などの医療機関でも使えるのが特徴で、実際には一部公共料金の支払いなどを除けば、ほとんどの買い物で使用できる。

 同町同商工会の広報担当者は「同様の商品券は全国各地の自治体でも発行しているが、20%まで上乗せする例はあまりない。使用範囲が広く、医療にまで使えるのも例がないか、かなり珍しいはず」とし、「農家の多い町なので、農機具の頭金にも使えるように配慮した。ひとりで最大6万円分の商品券が購入できるので、家族全員で協力するなどして有効に活用してほしい」と利用を呼び掛ける。

 同券は同商工会で販売している。有効期限は来年5月10日まで。

にっぽん丸:きょう熱海入港 23日も、滞在時間短く経済効果は? /静岡

12月14日12時1分配信 毎日新聞

 豪華クルーズ客船「にっぽん丸」(2万1903トン)が14日と23日、熱海港に入港する。14日は横浜港、23日は神戸港発着の2泊3日の船旅で、運航する商船三井客船は「サンタクルーズ熱海花火」と銘打っている。
 同船は昨年12月、熱海港に初入港。市が誘致し、300万円を負担した。だが400人の乗客のうち約200人は箱根に行き、市内の旅館で温泉と昼食を楽しんだのは約100人だった。下船しない人も多く、市への経済効果は小さかったとみられる。
 今回は2回の入港で市は600万円を負担。まち歩きやおいしいもの屋台村などの企画で市内観光を促す。だが船は午前に入港し、海から花火を見るため午後4時には離岸するため、「宿泊がなくて滞在時間が短く、(600万円を負担しても)期待するほどの効果はない」との声もある。【鈴木道弘】