積雪:県内各地で 別府・鶴見岳で氷点下6度、白銀の世界 /大分

1月11日15時2分配信 毎日新聞

 県内は10日、冬型の気圧配置が強まり、各地で雪に見舞われた。別府市の鶴見岳(1375メートル)山頂近くでは午後2時過ぎになっても気温は氷点下6度。ロープウェイで訪れた家族連れらが白銀の世界を楽しんでいた。
 由布院温泉に行く途中に立ち寄った北九州市若松区の会社員、有倉光彦さん(39)の長男康平君(10)や次男彰悟君(6)は、山上駅前広場にある雪の滑り台で楽しそうに遊んだ。妻智子さん(34)は「北九州ではほとんど雪が積もらず、子どもが雪で遊ぶのは2回目。私もはしゃいでしまいました」。
 大分道の別府日田間など県内道は約20カ所が一時通行止め。大分地方気象台によると、11日も冬型の気圧配置が続き、県内は概ね曇りで夕方から雨か雪が降る見込み。【祝部幹雄、深津誠】

定期バス:長崎・雲仙行き出発 宿泊客対象、往復2000円の格安運賃 /福岡

1月11日15時1分配信 毎日新聞

 長崎県雲仙市の温泉を身近に楽しんでもらおうと、福岡市と雲仙温泉を結ぶ定期バス「お山雲仙定期便」が10日、運行を始めた。雲仙旅館ホテル組合が加盟施設の宿泊客を対象に企画。往復2000円の格安運賃で9月ごろまで毎日運行する。
 JR博多駅筑紫口発着で毎日1往復、博多駅は午前10時発、雲仙は午後2時半発。直行便で片道約3時間半。初日は、ほぼ満席となった。詳しくは雲仙観光協会0957・73・3434。【川名壮志】
〔福岡都市圏版〕

新春彩り長浜盆梅展開幕 赤や白、ピンクずらり

1月11日11時54分配信 中日新聞

 湖北地域の新春を彩る長浜盆梅展が10日、長浜市港町の慶雲館で始まった。つぼみが膨らんだり、赤や白、ピンクの花が咲き始めた梅の鉢植え90鉢が並び、ほんのりと甘い香りが漂っている。
 国内最大規模の盆梅展として知られ、58回目。推定樹齢400年の八重咲き紅梅「不老」などが展示されている。毎年訪れるという近江八幡市の夫婦は「つぼみもきれい。香りがいいですね」とほほ笑んでいた。
 3月10日までの期間中、市が保有する300鉢を見ごろに合わせて入れ替えながら、順次展示する。開館は午前9-午後5時。2月7-22日は午後8時半まで延長し、夜間ライトアップする。入場料は高校生以上500円、小中学生200円。
 一方、長浜市内保町の浅井ふれあいの里・プラザふくらの森でも同日、浅井盆梅展が始まった。地元にゆかりのある戦国武将・浅井氏にちなみ「長政」「お市」などと名付けられた盆梅60鉢が並ぶ。つぼみがほころび始めた梅もあり、今月末ごろには見ごろを迎えるという。
 展示は3月10日までで、入場料は高校生以上300円、小中学生100円。
 (近藤歩)
 琵琶湖汽船(大津市)は盆梅展に合わせてこの日から、厳冬の湖を渡る「びわこ盆梅クルーズ」を始めた。
 クルーズは、オフシーズンの観光振興を狙って1988年から「雪見船」の名で、大津港-長浜港間で毎年催してきた。さらに地域の観光資源を前面に打ち出すために、今年は「盆梅クルーズ」とした。
 この日の初クルーズには、県内外の観光関係者ら50人余りを招待。クルーズ船の「べんてん」は午前10時に大津港を出て大津プリンスホテル前、おごと温泉の各港に立ち寄り、約2時間半をかけて長浜港まで航行した。船上から臨む雪をまとった比叡、比良山系、湖北の山々や伊吹山の景色に招待客からは歓声が上がった。
 盆梅クルーズは3月9日までの土、日、月曜と祝日に運行。料金は片道が大人3000円、小人1500円、往復が大人5000円、小人2500円。問い合わせは琵琶湖汽船=電077(524)5000=へ。
 (後藤聡)

【みちのく鬼行】(8)花巻 「原体剣舞」は想像で描写?躍動する宮沢ワールド

1月11日8時1分配信 産経新聞

 Ho! Ho! Ho!/むかし達谷(たつた)の悪路王/まつくらくらの二里の洞…

 宮沢賢治の詩「原体剣舞連(はらたいけんばいれん)」を読みながら、賢治の故郷、岩手県花巻市を歩いている。悪路王とは伝説上の蝦夷(えみし)の頭領で東北各地に鬼として伝わっている。原体剣舞は同県の子供の踊り。文学青年を気取ってみたが、なぜわざわざ英文で書くのだろう-ぐらいが当面の感想だ。気取り切るには同市の宮沢賢治記念館で話を聞かねばなるまい。

 「躍動感があるでしょ?」。副館長の牛崎敏哉さん(53)が説明してくれた。「ハイカラなものから蝦夷など土着的なものへ賢治の興味が移り始めたのを示す資料といえます」。

 「注文の多い料理店」などでは都会と田舎を対比させたといえる賢治だが、原体剣舞連はより田舎の方に傾斜したように読めるという。賢治の詩集「春と修羅」の原稿用紙の分析では、原体剣舞連は詩集に後でつけ足したというのが定説らしい。

 この詩には他にも謎があるようだ。実は、実在する原体剣舞は義経伝説とかかわりが深く、悪路王は登場しないのだ。実際の踊り手も子供で、勇壮な詩とはイメージが遠い。「賢治は実際に原体剣舞を見たといわれていますが、他の剣舞や想像が元なのかも」と牛崎さん。同県北上市に伝わる国の重要無形民俗文化財「岩崎鬼剣舞」では、鬼のような面をかぶって大人が太刀を振って勇壮に踊るらしい。

 口頭の説明は難しそうなので実際見てみることにした。原体剣舞や神楽の愛好者が集まる忘年会があると聞いて向かったのは同県奥州市胆沢区の旅館「奥州胆沢温泉すぱおあご」だ。

 午後6時。旅館の座敷に赤ら顔でビールをあおる、主に70代の男性10人弱が集まっていた。

 陸軍大将のようなひげを目尻の辺りまで上に立てた菊地啓一さん(75)は原体剣舞を子供のころから始めたという。「賢治が知人の法事か何かで見て感動したのが原体剣舞。賢治のおかげで有名になったから、いまは神楽を中心にやってますけどね」と胸を張る。賢治が見たのは鬼剣舞-という説を持ち出したら叱られそうだ。

 神楽愛好者の忘年会だけに、座敷の壇上には直径1メートルほどもある革張りの太鼓がある。酒が回ると、菊地さんがばちを両手に太鼓をたたき始めた。他の参加者も横笛を吹いたり、夕食の土鍋のふたを合わせて金属音を響かせたり。「楽しいよ。記者さんもやる?」。炭坑節を踊ってみたが、老人パワーに圧倒され、午前2時でダウンした。

 翌朝、菊地さんに車で同市江刺区の菊地さん方まで送ってもらった。近くに「原体剣舞連」の詩碑があるからだ。菊地さんは、学校教諭を引退して近所で原体剣舞を教える及川忠之さん(70)を紹介してくれた。

 軽トラックのなかで、及川さんは地元のうわさを披露してくれた。「賢治が一度見に来ようとしたらしいんですけどね。おなか壊したか肺を悪くしたか、途中で引き返しちゃったらしいんですよ」。

 石造りの詩碑は岩手を見下ろす開けた場所にあった。賢治の故郷・花巻市が望めたらしいが、木が伸びてみえない。不心得者が拓本を取ったのか、直接墨を流したように汚れていた。

 石碑に刻まれた詩を読んでも気になったのはやはり英字だ。「打つも果てるもひとつのいのち/dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah」という具合に詩の要所に英字のかけ声が入っている。

 及川さんによると、このかけ声も、「ダア、ダア…」ではなく、実際は「サア、サア、サアノシャア」。4拍子で8秒くらいかけてゆったり唱えるらしい。と話しているうちに2人で唱和を始めていた。

 「サア、サア、サアノシャア、トントン」。及川さんが柔和な笑顔で歌いつつ、軽トラックの荷台でリズムを取り始めた。ヒラリ。及川さんが宙に舞う。ゴム長靴で左にステップを踏んだかと思うと右に。陽光を背負いながら腕を左右に振って踊りが止まらない。放っておくわけにもいかず、シャッターを切りながら一緒に踊り始めた。心が不思議に鎮まってくる。

 賢治がこの光景を目にしたら、どんな詩に歌うのだろう。賢治には見えた未知の世界-。英字以外も見てみたかった。

(荒船清太)

零下のランニング、旭川実業野球部員7人低体温症で入院

1月11日0時58分配信 読売新聞

 10日午後4時15分ごろ、北海道美瑛町白金温泉にある「国立大雪青少年交流の家」近くの路上で、ランニング中の旭川実業高の2年生野球部員1人が体調不良を訴えた。

 部員は歩行が困難な状態で、この直後に他の1年生部員6人も相次いで、自力歩行が困難となり、病院に収容された。

 旭川東署の発表によると、7人は低体温症の疑いがあるものの、生命に別条はないという。

 同野球部は9日から13日までの日程で、国立大雪青少年交流の家で、部員約45人と監督ら引率者3人で冬季合宿をしていた。当時の天候は小雪、気温は氷点下4度程度で、同署は練習内容などについて問題がなかったかどうか、野球部関係者から事情を聴いている。

 同校は春夏の甲子園に出場したことがある伝統校。毎年、この時期に合宿を行っている。この日の事故で今年の合宿練習は10日で終了した。

あしずり椿まつり:あすの初日、「大鍋祭り」開催 /高知

1月10日16時1分配信 毎日新聞

 土佐清水市に春を告げる「あしずり椿まつり」が同市養老の海の駅「あしずり」で11日から開かれ、2月末まで各種イベントを繰り広げる。同日は「第4回大鍋祭り」も開催される。
 市観光協会などが75年から始めた。まつりのシンボルとなるツバキは足摺岬周辺にヤブツバキ、リンゴツバキなど約10万本があり、1月初めから花を咲かせている。
 午前10時から式典があり、西村伸一郎市長らが出席。清水マーチングバンドの演奏、もち投げなどがある。大鍋祭りでは、伊勢エビやメジカのつみれ汁、ぜんざいなどの販売、かき氷早食い競争、お菓子すくいなどがある。
 また、期間中の2月9日まで県展無鑑査の地元画家、黒原和男さんの作品展が開かれるほか、2月7、8日は足摺岬のジョン万像前でツバキ苗木のプレゼント、同13日には同市爪白公園で「せっかくウォーク」、同14、15日には「花へんろ足摺温泉ジョン万ウォーク大会」が開かれる。問い合わせは同市観光協会(0880・82・3155)。【真明薫】

降雪:県内各地で 交通に影響、スリップや運休など /長野

1月10日15時1分配信 毎日新聞

 県内は9日、南海上を低気圧が通過した影響で未明から夜にかけて降雪した。長野地方気象台によると、10日以降も引き続き雪になる見通し。9日午後5時現在の積雪は、松本8センチ▽諏訪6センチ▽小谷16センチ▽飯山27センチ▽野沢温泉41センチ――など。
 降雪に伴い大型車などのスリップ事故も多発した。同日午後0時半ごろ、塩尻市奈良井の国道19号で大型タンクローリーと電気工事用バケット車が正面衝突、バケット車の男性(63)が足などに軽傷。タンクローリーから灯油約500リットルが流出し、現場が約5時間通行止めとなった。バケット車は冬用タイヤを未装着だったという。
 鉄道では長野電鉄長野線の村山橋で、寒さで収縮したレールの継ぎ目のボルトが破損し、須坂―朝陽間の上下線で普通列車計18本が部分運休、乗客約1500人に影響が出た。
 信州まつもと空港でも日本エアコミューターの定期便4便が欠航、搭乗客141人に影響が出た。【大島英吾、渡辺諒】

医療過疎:/7 ハンセン病療養所 /群馬

1月10日15時1分配信 毎日新聞

 ◇最期に寄り添う場
 棚が向かい合う部屋に、緑色のぶ厚いカルテが何冊も並んでいる。中には15センチを超えるものも。数十年に及ぶ歳月が、そこに刻まれている。
 雪深い草津町のはずれにたたずむ国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」。73万平方メートル、東京ドーム16個分の広大な敷地に、元患者163人がひっそりと暮らす。園内には内科や皮膚科、歯科の診療科があり、眼科や耳鼻科などは非常勤医師が定期的に診療する。
 治療棟のほかリハビリ病棟や、介護ケアを行う第1病棟、疾患を持つ人のための第2病棟があり、CT(コンピューター断層撮影装置)も備える。平均入所年数60年、平均年齢80歳を超す元患者に対する療養が、日々続けられている。
 国の元患者に対する強制隔離政策の根拠となった「らい予防法」が96年に廃止。代わって成立した「らい予防法廃止法」は、全国13カ所の療養所内で元患者を生涯、療養することを保障した。かつて1300人以上が暮らしたが、高齢化で空き部屋が目立つようになった楽泉園に、今も常勤医5人が残るのはそのためだ。
 常勤医の定数9人を満たさないことに不満の声もあるが、療養は目や手足のつめに残る障害に対するケアがほとんどで、診察を受ける人は1日数人。雑談するだけの人もいる。午後にはほとんどの医師の手が空く。
 当然ながら症例は少ない。冬の気候や周囲の環境も都会とは異なる上、給与も低めに設定されている。根気強く診療する医師がいる一方で、専門医を目指す若い医師にとって、魅力的とは言い難い施設だ。
 それでも、97年から診療を続ける東正明園長(60)は「ここでの医療とは、主に話し相手になること。人とのコミュニケーションこそ、医師の原点だ」と語る。
 園は高齢化の波にもまれている。08年、療養所の開放を可能にするハンセン病問題基本法の成立を受け、入園者自治会(藤田三四郎会長)は、園の存続に向け、一般向けの温泉療養施設の設置構想を打ち出した。「草津温泉を利用した珍しい施設ができれば、園の存続と医師の確保につながる」と期待するが、実現への道のりは険しく、園の将来像は不透明だ。
 東園長は、苛烈(かれつ)な歴史を自らの人生に刻み込んだ何人もの元患者をみとってきた。「静かに余生を送りたいと願う人もいる。最期に寄り添うことも重要な仕事なんです」=つづく

ベコ物語:’09ふくしま/9 飼料 コストと栄養を追求 /福島

1月10日13時1分配信 毎日新聞

 ◇「循環資源」と「エコフィード」に活路
 天栄村牧之内にある飼料製造業「バイオワークス」(本社・福島市)の工場。山盛りに積まれたおからを従業員がブルドーザーですくい上げると、巨大なミキサーに次々と投入していった。
 牧草やトウモロコシなどを主原料に、おからのほか、ビールや麦茶の搾りかすなども配合した同社独自のTMR(総合混合飼料)。主に乳牛の飼料として生産され、昨年から和牛用の生産も始まった。月産700トンは乳牛約800頭分の餌に相当する。紺野均社長(59)は「おからは栄養価が高く、捨てるのはもったいない。食いつきが良くなったと、農家の評判もまずまず」と話した。
 紺野さんは96年7月、知人の浅岡芳樹さんらと同社を設立した。「日東紡」富久山事業所(郡山市)に勤めていた浅岡さんは、子会社の食品メーカーから出るおからの堆肥(たいひ)利用を進めていた。「環境問題に取り組もう」と話す浅岡さんの熱意に打たれ、紺野さんは共同事業を始めたが、1年目の堆肥売り上げは約200万円で、人件費もまかなえず赤字を自腹で補てんした。
 翌97年3月、浅岡さんが工場で倒れ、急死。会社解散を決意したが、告別式で浅岡さんの妻から「何とか主人の遺志を継いでほしい」と懇願された。おからの高たんぱくを生かし、乳牛用飼料に活路を求めた。
 酪農家は朝夕、トウモロコシや大豆などを混ぜ合わせて飼料を作る。高齢化が進む農家には重労働だった。「袋を開ければすぐ牛に与えられる飼料商品があれば」。保存がきき、牛の好む甘酸っぱさを求め、乳酸菌発酵の製法を導入した。
 「安価で栄養ある飼料」を追求し、本宮市のアサヒビール工場から麦芽の搾りかす、栃木県那須塩原市のカゴメ工場からは麦茶の搾りかすを仕入れ、モヤシやしょうゆ工場からも副産物を調達した。「かすではなく『循環資源』と呼びたい。注目も高まり、やっと私たちの仕事が認められてきた」
 安達太良山を望む大玉村玉井の國分農場の國分俊作社長(59)は01年から、パンの耳やインスタントラーメンの規格外品などをリサイクルした「エコフィード」に取り組んでいる。酒かすで発酵させた飼料を交雑種の牛に与え、ブランド牛「あだたら高原酵母牛」として売り出している。
 飼料コストは通常の半分以下。発酵飼料は消化吸収が良く、肉質が柔らかく、アクや臭みが少なくなるという。近くの岳温泉の旅館で振る舞われ、最近では東山や磐梯熱海、飯坂などの各温泉地でも買い上げられている。
 國分さんが「発酵」に取り組むきっかけは84年の台風だった。家畜のふん尿が周辺に漏れ出し、行政指導も受けた。ふん尿処理のため堆肥の発酵を研究し、さらに発酵飼料の開発へと進んだ。当初は同業者から「残飯で牛を育てるのか」と変な目で見られたが、01年には独自の「コクブ式リサイクルプラント」も製造した。現在は自前の発酵飼料で、農場の牛約1000頭のほとんどを養っている。
 「同じ味の肉なら、安い方が客は満足できる。人間が食べるものだから、捨てるのはもったいない」と國分さん。人と牛の調和を目指したプラントには、「自然のゆめ」と名付けている。【蓬田正志、松本惇】

樹氷鑑賞ツアー:スタート 2月下旬~3月上旬が見ごろ--蔵王連峰・刈田岳 /宮城

1月10日12時1分配信 毎日新聞

 宮城、山形両県にまたがる蔵王連峰・刈田岳(標高1758メートル)山頂付近の標高約1600メートルの樹氷原で、今季も「樹氷」が成長し、9日から、雪上車による樹氷鑑賞ツアーがスタートした。
 樹氷は「アイスモンスター」の愛称で親しまれている自然の造形美。日本海側から吹き付ける水蒸気をたっぷりため込んだ季節風が蔵王連峰にぶつかり、氷点下の気温の中、過冷却水滴となってアオモリトドマツに付着することで誕生する。
 樹氷は現在、7~8割程度の出来で、2月下旬~3月上旬が見ごろという。ツアー開始に先立ち9日午前、雪上車の発着点となる蔵王町遠刈田温泉の「みやぎ蔵王スキー場すみかわスノーパーク」で出発式があり、関係者約50人がシーズン中の安全運行を祈願した。
 樹氷鑑賞ツアーは3月中旬まで5台の雪上車で実施する。今季は昨年より1000人多い1万4000人の鑑賞客を見込んでいる。原則として予約が必要。問い合わせはすみかわスノーパーク(電話0224・87・2610)。【豊田英夫】